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NTT ComとエクシングがIOWN APNを活用した次世代通信カラオケの実証実験を開始、リアルタイムオンラインデュエットの実現へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

NTT ComとエクシングがIOWN APNを活用した次世代通信カラオケの実証実験を開始、リアルタイムオンラインデュエットの実現へ

PR TIMES より


記事の要約

  • NTT ComとエクシングがIOWN APNを活用したカラオケの実証実験を実施
  • JOYSOUND X1で離れた空間同士のリアルタイムデュエットを実現
  • 超低遅延通信により20msec程度の音声伝送速度を達成

次世代通信カラオケの実証実験開始でオンラインデュエットが進化

NTTコミュニケーションズ株式会社とエクシングは、通信カラオケ最新機器JOYSOUND X1とIOWN APNを活用した実証実験を2024年12月14日に実施した。カラオケ業界で初めてとなる遅延のないオンラインデュエットの実現を目指し、離れた空間同士をつないでリアルタイムの歌唱を可能にする技術の検証を進めている。[1]

実証実験では、JOYSOUND X1の2台をIOWN APNで接続し、超低遅延の通信環境でP2Pの環境を構築することで音声の伝送速度を20msec程度まで短縮することに成功した。数十km離れた環境であっても、実質的に6m〜8m程度の距離感覚で歌唱できる環境を実現している。

アーティストのAicongによる実証実験での検証でも、離れた会場からの歌唱に違和感がないことが確認された。IOWN APN対応の次世代カラオケ機器開発も視野に入れ、カラオケが持つコミュニケーション価値を拡張した新しいエンターテインメント・プラットフォームの展開を目指している。

実証実験の詳細まとめ

項目 詳細
実施日時 2024年12月14日
実施会場 NTTコミュニケーションズ OPEN HUB Park(東京都千代田区)
使用機器 JOYSOUND X1
通信環境 IOWN APN
実現した性能 音声伝送速度20msec程度
検証内容 リアルタイムでのオンラインデュエット

IOWN APNについて

IOWN APNとは、ネットワークから端末まで、すべてにフォトニクス(光)ベースの技術を導入したオール光ネットワークのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 超低遅延の通信環境を実現する次世代ネットワーク技術
  • 光技術による高速なデータ転送が可能
  • 従来のネットワークよりも効率的な情報処理が可能

カラオケにおけるIOWN APNの活用は、遅延のないオンラインデュエットを実現する重要な技術基盤となっている。従来の通信環境では難しかったリアルタイムの音声データ転送を可能にし、離れた場所にいるユーザー同士が違和感なく歌うことができるようになった。

次世代通信カラオケに関する考察

IOWN APNを活用した次世代通信カラオケの実現は、コロナ禍で影響を受けたカラオケ産業に新たな可能性をもたらす革新的な取り組みといえる。従来のカラオケが持つ「つながる」という価値を、物理的な距離を超えて拡張できることは、カラオケビジネスの新たな展開につながるだろう。

ただし、IOWN APN対応の機器の普及には時間がかかる可能性があり、既存のカラオケ機器との互換性や導入コストが課題となる。新しい技術を活用したサービスの価格設定や、ユーザーへの訴求方法についても慎重な検討が必要になってくるだろう。

将来的には、オンラインデュエット以外にも、遠隔地間でのカラオケ大会の開催やバーチャル空間でのライブパフォーマンスなど、新しいエンターテインメント体験の創出が期待される。カラオケ文化のさらなる発展に向けて、技術革新とビジネスモデルの確立が重要な鍵を握っている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「NTT Comとエクシング、IOWN APNを活用した次世代通信カラオケの実証実験を実施~カラオケ業界初、リアルタイムでオンラインデュエットを実現~ | 株式会社エクシングのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002532.000004747.html, (参照 24-12-19).

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