ソフトウェア

SOFTWARE

公開：2024-12-19

株式会社明日香が保育士目線カメラを活用した「まなざしプロジェクト」を開始、保育の質向上と職員間の学び合いを促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 保育士の視点を動画化する「まなざしプロジェクト」を実施
• 保育士目線カメラと固定カメラで保育の質向上を目指す
• 職員間での学び合いと保育スキルの共有を促進

保育士の目線を可視化する新たな取り組み「まなざしプロジェクト」を開始

株式会社明日香が運営する子ねくとラボは、ピノキオ幼児舎野方保育園にて保育の質向上を目指す「まなざしプロジェクト」を2024年12月17日に発表した。保育士がウェアラブルカメラを装着して保育を行い、撮影された動画を専門家の視点を交えて編集することで、保育中の目線の動きや言動を学び合える環境を構築している。^[1]

定員99名の認可保育園である野方保育園では、保育士2名がウェアラブルカメラを装着して保育を実施し、後日職員が集まってフィードバック会を開催している。目線カメラに加えて固定カメラによる同時撮影を導入したことで、主観と客観の両視点から保育の質を多角的に分析することが可能になった。

参加した保育士からは、保育のねらいや意図、環境設定について明確な伝達の必要性を感じたという声や、他の保育者の言葉がけや配慮の仕方から学びを得られたという意見が寄せられている。園全体での保育の質向上と職員間の情報共有を促進する取り組みとして、大きな期待が寄せられているのだ。

まなざしプロジェクト実施概要

ウェアラブルカメラについて

ウェアラブルカメラとは、人体に装着して使用できる小型カメラのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 装着者の視点で映像を記録可能
• 両手が自由に使える利点がある
• リアルタイムでの動作や視線の記録が可能

保育現場におけるウェアラブルカメラの活用は、保育士の視点や動きを可視化することで、保育の質向上に貢献する可能性を秘めている。職員間での学び合いや新人教育のツールとして、効果的な活用が期待できるだろう。

まなざしプロジェクトに関する考察

まなざしプロジェクトは、保育現場における職員間の情報共有と学び合いを促進する画期的な取り組みとして評価できる。特に目線カメラと固定カメラを組み合わせることで、保育士の視点と客観的な視点の両方から保育の質を検証できる点は、多角的な学習機会を提供している。

一方で、カメラ装着による保育士の心理的負担や子どもたちへの影響、プライバシー保護の観点からの配慮など、検討すべき課題も存在している。撮影時間や頻度の適切な設定、映像データの管理体制の整備など、運用面での細やかな配慮が今後必要になってくるだろう。

今後は、蓄積された映像データを活用した保育事例の分析や、AIによる保育支援ツールの開発など、テクノロジーを活用した保育の質向上への展開も期待される。保育現場のデジタルトランスフォーメーションを推進する先駆的な取り組みとして、更なる発展が望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【保育士目線カメラ+固定カメラ=保育の質向上】東京都中野区「ピノキオ幼児舎 野方保育園」にて、“保育士の目線”を見える化した取り組み『まなざしプロジェクト』実施 | 株式会社 明日香のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000138.000043389.html, (参照 24-12-19).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ソフトウェア」に関するコラム一覧「ソフトウェア」に関するニュース一覧