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公開：2024-12-19

オンワードコーポレートデザインが2024年アップサイクル事例を発表、漂着ペットボトルの再生利用とユニフォームの什器化を推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• オンワードコーポレートデザインが2024年のアップサイクル事例を発表
• 漂着ペットボトルを再生したユニフォームを複数企業に提供
• 使用済みユニフォームを什器やオフィス家具にアップサイクル

オンワードコーポレートデザインの2024年アップサイクル事例

オンワードコーポレートデザインは、環境問題への取り組みとして2024年12月17日に複数のアップサイクル事例を発表した。同社は漂着ペットボトル由来の素材「UpDRIFT」を活用したユニフォームをドトールコーヒー、FANCL、八王子学園に提供し、環境負荷の低減と循環型社会の実現に向けた取り組みを推進している。^[1]

使用済みユニフォームの新たな活用方法として、TDKテクニカルセンターではカフェスペースやワークスペースの什器として、FANCLの店舗ではレジカウンターやロゴサインとして再利用を実現している。この取り組みは単なる廃棄物削減だけでなく、従業員のコミュニケーション活性化にも貢献している。

また、ANAあきんどと月形町、月形刑務所、北海道月形高等学校との協働プロジェクトでは、ANAグランドスタッフの使用済みユニフォームをキャリーオンバッグとトートバッグにアップサイクルした。九里学園では不要になった学生服を来校者用スリッパに生まれ変わらせる取り組みも実施している。

2024年アップサイクル事例まとめ

オンワードコーポレートデザインの詳細はこちら

アップサイクルについて

アップサイクルとは、本来廃棄されるはずの製品や素材に新たな価値を付加し、より価値の高い製品として生まれ変わらせる取り組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 廃棄物を新たな製品として再生することで資源の有効活用を実現
• 環境負荷の低減と持続可能なモノづくりの両立が可能
• 製品に新たな付加価値を与えることでブランド価値の向上に貢献

企業のサステナビリティへの関心が高まる中、アップサイクルは環境問題解決の重要な手段として注目を集めている。オンワードコーポレートデザインのような取り組みは、企業の環境負荷低減と事業価値の向上を両立する好例として評価できる。

オンワードコーポレートデザインのアップサイクルに関する考察

オンワードコーポレートデザインのアップサイクル事業は、企業の環境問題への取り組みとして高く評価できる特徴を持っている。特に漂着ペットボトルを活用したユニフォーム製作は、海洋プラスチック問題の解決に直接的に貢献するだけでなく、従業員の環境意識向上にも効果的な取り組みとなっているだろう。

一方で課題として、アップサイクル製品の品質管理や生産規模の拡大に向けた体制整備が挙げられる。使用済み製品を原材料とする以上、安定した品質の確保や生産量の予測が難しい面があり、今後の事業拡大においてはサプライチェーン全体での取り組みが必要になってくるだろう。

今後は異業種との連携をさらに強化し、新たなアップサイクル製品の開発や用途拡大を進めることが期待される。特に教育機関との連携は、次世代への環境教育という観点からも重要であり、社会全体のサステナビリティ意識向上に大きく貢献する可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【オンワードコーポレートデザインの「アップサイクル」に関する2024年の取り組み】　漂着ペットボトルを再生したユニフォームや、使用済みユニフォームを活用した什器やオフィス家具 | 株式会社オンワードコーポレートデザインのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000093537.html, (参照 24-12-19).

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