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公開：2024-12-22

キリングループがCraif社の次世代検査プログラムを導入、すい臓がんの早期発見と従業員の健康管理を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• キリングループがCraif社の次世代検査プログラムを導入
• すい臓がんの早期発見と啓発活動を推進
• 東海エリアの従業員を対象に12月23日から開始

キリングループによるCraif社の次世代検査プログラム導入

キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンは従業員の健康サポートを目的として、Craif社の次世代検査プログラムを2024年12月23日より実施することを発表した。Craif社はキリンホールディングスが2022年3月にKIRIN HEALTH INNOVATION FUNDを通じて出資した名古屋大学発のスタートアップ企業で、独自技術によって尿からマイクロRNAを高精度に測定することが可能となっている。^[1]

国立がん研究センターの調査によると、すい臓がんの5年生存率は8%に留まり、がん種別死亡者数では昨年第3位となっている。早期発見のための有効な検査手段が確立されていない現状において、Craif社の独自技術NANO IP®を用いたがんリスク早期発見サービス「マイシグナル®」は、従業員の健康管理に大きな期待が寄せられるだろう。

キリングループは「すい臓がんが当たり前に早期発見される社会をつくる」というCraif社のビジョンに共感し、本プロジェクトに参画している。プロジェクトは東海エリアの事業拠点を対象とし、従業員の安心と健康をサポートする労働環境づくりを推進することで、企業としての社会的責任を果たすことを目指している。

次世代検査プログラムの概要

マイシグナルの詳細はこちら

マイクロRNAについて

マイクロRNAとは、ヘルスサイエンス領域におけるバイオマーカーとして注目される生体分子のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 従来の血液検査と異なり、尿から検出可能
• がんの早期発見に有効な指標として機能
• 様々な健康課題の早期発見に応用可能

マイクロRNAを用いた検査は、従来の血液検査と比較して身体的負担が少なく、高精度な検査が可能となっている。日本のがん検診受診率は先進国で最も低い状況にあるが、マイクロRNA検査の普及によって、より多くの人々が定期的な健康チェックを行えるようになることが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Craif社が提供する次世代検査プログラムを従業員に実施 | キリンホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001123.000073077.html, (参照 24-12-22).

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