【CVE-2024-12700】Tibbo AggreGate Network Managerに危険な脆弱性、認証済みユーザーによる任意コード実行が可能な状態に
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記事の要約
- Tibbo AggreGate Network Managerに認証済みユーザーによる脆弱性
- JSPシェルのアップロードによりコード実行が可能に
- 最新バージョン6.34.02までが影響を受ける
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Tibbo AggreGate Network Managerの危険な脆弱性
CISAは2024年12月19日に、Tibbo AggreGate Network Managerに認証済みユーザーによる危険なファイルアップロードの脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は低権限の認証済みユーザーがJSPシェルをアップロードしWebサーバー上でコードを実行できてしまうものであり、CVSSスコアは8.7(HIGH)と高い深刻度を示している。[1]
この脆弱性はバージョン0から6.34.02までのTibbo AggreGate Network Managerに影響を及ぼすことが判明しており、Trend Micro Zero Day InitiativeのVNPT Cyber Immunityに所属するVu Khanh Trinh氏によって発見された。脆弱性はCVE-2024-12700として識別され、CWE-434(危険なタイプのファイルの無制限アップロード)に分類されている。
脆弱性の深刻度を示すCVSSv4.0では、攻撃元区分がネットワーク、攻撃条件の複雑さが低く、認証情報は必要だがユーザーの関与は不要とされており、機密性・整合性・可用性すべてで高い影響度が報告されている。この脆弱性は未だ対応が行われていない状態であり、早急な対策が求められている。
脆弱性の影響と深刻度まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
影響を受けるバージョン | 0から6.34.02まで |
CVSSスコア | 8.7(HIGH) |
脆弱性タイプ | CWE-434(危険なタイプのファイルの無制限アップロード) |
攻撃に必要な条件 | 低権限の認証済みユーザー権限 |
影響範囲 | 機密性・整合性・可用性すべてで高い影響 |
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危険なタイプのファイルの無制限アップロードについて
危険なタイプのファイルの無制限アップロードとは、Webアプリケーションにおいて適切なファイル制限や検証がない状態でファイルをアップロードできる脆弱性のことを指す。以下のような特徴が挙げられる。
- 実行可能なスクリプトファイルのアップロードが可能
- サーバー上でのコード実行のリスクが存在
- システム全体の権限昇格につながる可能性
この脆弱性はTibbo AggreGate Network Managerにおいて、認証済みユーザーがJSPシェルをアップロードしWebサーバー上で任意のコードを実行できる状態となっている。特に低権限ユーザーでも攻撃が可能であることから、早急な対策が必要とされており、システム管理者はアップロード機能の制限やファイル検証の強化などの対策を検討する必要がある。
Tibbo AggreGate Network Managerの脆弱性に関する考察
認証済みユーザーによる攻撃が可能という点は、内部犯行や認証情報の漏洩時のリスクを大きく高める要因となっている。特に低権限ユーザーでも実行可能なコードをアップロードできる状態は、権限昇格や情報漏洩につながる可能性が非常に高く、早急な対策が必要となるだろう。
今後想定される問題として、この脆弱性を利用した標的型攻撃やランサムウェアの実行が考えられる。対策としては、ファイルアップロード時の厳格な検証機能の実装や、実行可能なファイルタイプの制限、アップロードディレクトリのアクセス権限の見直しなどが有効となるはずだ。
アプリケーションのセキュリティ強化に向けては、開発段階からのセキュリティテストの実施や、継続的な脆弱性診断の実施が不可欠となる。特にファイルアップロード機能については、WAFの導入やサンドボックス環境での実行など、多層的な防御策の実装が重要となってくるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE-2024-12700 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-12700, (参照 24-12-24).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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