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公開：2024-12-24

モリサワがMorisawa Fontsにプロジェクト引き継ぎ機能を追加、Webフォント運用の効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Morisawa Fontsにプロジェクト引き継ぎ機能を追加
• フォント配信のための設定情報を別プロジェクトへ移行可能に
• プロジェクト情報の引き継ぎ期間は30日間

Morisawa Fontsのプロジェクト引き継ぎ機能

株式会社モリサワは、フォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」のWebフォントにプロジェクト引き継ぎ機能を追加し、2024年12月23日から提供を開始した。Webフォントの配信に必要なプロジェクト情報を別プロジェクトへシームレスに移行できる機能によって、制作委託先からサイトオーナーへの納品作業がスムーズに行えるようになっている。^[1]

従来のシステムでは、プロジェクトを変更する際に新しいCSSコードをWebサイト上で再設定する必要があり、開発者の負担となっていた。新機能の導入により、埋め込みコードを含むフォント情報やドメインをプロジェクト間で簡単に引き継げるようになり、Webサイトの制作効率が大幅に向上することになるだろう。

プロジェクトの引き継ぎ機能では、設定をオンにしてから30日間の有効期限が設けられている。期限が切れた場合は再度エクスポート操作が必要になるため、プロジェクトの移行作業は計画的に進める必要がある。移行完了後は引き継ぎ元のプロジェクトも自動的に新しい埋め込みコードに更新されるため、サイト運営の一貫性が保たれることになるだろう。

Morisawa Fontsのプロジェクト引き継ぎ機能まとめ

Webフォントについて

Webフォントとは、Webサイト上でフォントデータをサーバーから動的に読み込んで表示する技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• サーバー上のフォントデータを必要に応じて配信
• デバイスにフォントがインストールされていなくても表示可能
• デザインの一貫性を保ちながらWeb制作が可能

Morisawa Fontsのプロジェクト引き継ぎ機能は、このWebフォントの設定情報を効率的に管理するためのソリューションとして位置づけられている。埋め込みコードやドメイン情報を含むプロジェクト設定を簡単に移行できることで、Webサイトの開発からデプロイまでのワークフローを大幅に効率化することが可能だ。

Morisawa Fontsのプロジェクト引き継ぎ機能に関する考察

Webフォントのプロジェクト引き継ぎ機能の導入は、Web制作の現場における重要な課題を解決する取り組みとして評価できる。特にフリーランスやWeb制作会社が顧客にサイトを納品する際のプロセスが大幅に効率化され、プロジェクトの引き継ぎにかかる時間とコストが削減されることになるだろう。

今後の課題として、30日間という有効期限が制作現場のスケジュールと合わない可能性がある。プロジェクトの規模や顧客との調整状況によっては、より柔軟な期間設定が必要になる場合も考えられるため、有効期限の延長オプションやアラート機能の追加が検討されるべきだろう。

将来的には、複数プロジェクト間での一括引き継ぎ機能や、APIを通じた自動化機能の実装が期待される。さらに、プロジェクト移行履歴の管理機能や、フォントのバージョン管理機能との連携強化によって、より包括的なプロジェクト管理が可能になることが望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Morisawa FontsにWebフォントのプロジェクト情報を引き継げる新機能を追加 | 株式会社モリサワのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000527.000010848.html, (参照 24-12-24).

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