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公開：2024-12-24

FIXERの生成AIサービスGaiXerがISMAP-LIU登録を達成し、行政機関での安全な利用が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• GaiXerがISMAP-LIUの特別措置サービスリストに登録完了
• 行政機関向けにAzure OpenAI Serviceベースの生成AI提供
• セキュリティ基準を満たし安全な利用が可能に

FIXERの生成AIサービスGaiXerがISMAP-LIU登録を達成

株式会社FIXERは2024年12月13日、同社が提供する生成AIサービス「GaiXer」がISMAP-LIUの特別措置サービスリストへの登録を完了したことを発表した。ISMAPは政府が定めるセキュリティ基準を満たしたクラウドサービスを評価・登録する制度であり、ISMAP-LIUはリスクの小さな業務・情報処理に用いるSaaSサービスを対象としたカテゴリとなっている。^[1]

GaiXerは複数のLLMを選択可能な生成AIサービスであり、Azure OpenAI Serviceを基盤として開発されている。データ保護機能やアクセス制御機能を備え、高度なセキュリティを実現しており、デジタル庁などの中央省庁や地方自治体での導入実績を持つ。

今回のISMAP-LIU登録により、行政機関は個別のセキュリティ評価を行うことなくGaiXerを導入できるようになった。行政機関のみならず一般企業においても、高いセキュリティ基準を満たしたサービスとして安心して利用できる環境が整備されている。

GaiXerの特徴まとめ

ISMAPについて

ISMAPとは政府情報システムのためのセキュリティ評価制度であり、正式名称は「Information system Security Management and Assessment Program」を表している。以下のような特徴を持つ制度である。

• 政府が定めるセキュリティ要求基準への適合性を評価
• クラウドサービスの円滑な導入促進が目的
• 内閣サイバーセキュリティセンターなど4省庁による運営

ISMAP-LIUは、ISMAPの中でもリスクの小さな業務・情報処理に用いるSaaSサービスを対象としたカテゴリとなっている。政府のクラウドサービス調達におけるセキュリティ水準の確保を目的としており、行政機関のデジタル化推進において重要な役割を果たしている。

GaiXerのISMAP-LIU登録に関する考察

GaiXerのISMAP-LIU登録は、行政機関における生成AI活用の新たな可能性を開くものである。セキュリティ基準を満たした生成AIサービスとして認定されたことで、行政機関は導入時の評価プロセスを省略でき、より迅速なデジタル化推進が可能となるだろう。

今後の課題として、生成AIの出力内容の品質管理や個人情報の取り扱いに関するガイドラインの整備が必要となる。行政機関特有の要件や規制に対応した運用ルールの確立が、生成AI活用の本格化に向けた重要な鍵となるはずだ。

行政のデジタルトランスフォーメーションにおいて、生成AIの活用は業務効率化の大きな推進力となり得る。GaiXerには行政特有の業務知識やノウハウを活かした機能の拡充が期待され、日本の行政サービスの質的向上に貢献するだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「GaiXer、政府のセキュリティ評価制度「ISMAP-LIU」の特別措置サービスリストに登録 〜行政機関等における安全な生成AI利用の促進へ〜 | 株式会社FIXERのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000103.000009536.html, (参照 24-12-24).
2. デジタル庁. https://www.digital.go.jp/

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