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ACTA+ ART AWARD 2024が廃棄物アート107作品から受賞作を決定、消費文化への問題提起作品がグランプリに

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ACTA+ ART AWARD 2024が廃棄物アート107作品から受賞作を決定、消費文化への問題提起作品がグランプリに

PR TIMES より


記事の要約

  • ACTA+ ART AWARD 2024の最終審査会を日本橋三井タワーで開催
  • グランプリは中谷優大氏の「Lenticular」が受賞
  • 2025年1月から山口県周南市で作品展示を継続実施

第4回ACTA+ ART AWARDで廃棄物をテーマにした作品が集結

ACTA+ ART AWARD実行委員会は2024年11月26日、第4回目となるアートアワード「ACTA+ ART AWARD 2024」の最終審査会を日本橋三井タワーで開催した。東京での初開催となる本回では40歳未満のアーティスト107名から応募があり、選出された11名のファイナリストによる公開プレゼンテーションを通じて各賞の受賞者が決定された。[1]

グランプリを受賞した中谷優大氏の作品「Lenticular」は実験用マウスとプラスチック容器を素材として使用し、現代社会における消費文化への問題提起を表現している。源氏物語からインスピレーションを得た本作品は愛おしさと儚さが交錯する瞬間を切り取り、鑑賞者に日常の豊かさと消費文化への気づきを促す意図が込められた。

準グランプリには木村晃子氏の「GOLDEN SUNFLOWER」が選出された。社会問題となっている「黄金のペットボトル」を素材に用い、運送業界の労働環境や消費者の無関心さを告発しながら、廃棄物から新たな命が生まれる可能性を表現している。審査員特別賞には3名のアーティストが選出され、独自の視点で廃棄物問題に向き合った。

ACTA+ ART AWARD 2024受賞作品まとめ

作家名 作品名 使用素材
グランプリ 中谷優大 Lenticular 容器包装、冷凍マウス
準グランプリ 木村晃子 GOLDEN SUNFLOWER ペットボトル、ひまわり、土
審査員特別賞 ヘリウム あなたにゴミは見えますか? -
展示期間 2025年1月6日〜12月31日
展示場所 COIL(山口県周南市)

レンチキュラーについて

レンチキュラーとは視点を変えることで異なる印象を与える特殊な印刷技法のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 複数の画像を1枚に重ね合わせることが可能
  • 見る角度によって異なる映像を表示
  • 立体的な視覚効果を生み出すことができる

本アワードでグランプリを受賞した中谷優大氏の作品では、レンチキュラー技法を用いることで消費社会の二面性を表現している。プラスチック容器と実験用マウスを組み合わせた作品は、視点によって美しい色彩と生命の儚さという異なる印象を与え、現代社会の消費文化に対する深い洞察を示している。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「廃棄物から未来の対話を始めるアートアワード「ACTA+ ART AWARD 2024」最終審査会を開催。応募数107件の頂点は、実験動物と使い捨て容器から着想を得た“消費文化への気づき”を表す写真作品 | 株式会社ACTA PLUSのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000154394.html, (参照 24-12-24).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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