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公開：2025-01-06

スマートドライブとトランストロンのクラウド型運行支援サービスが機能連携、車両データの一元管理機能を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ITP-WebService V3とSmartDrive Fleetが機能連携を開始
• 富士通デジタコ搭載車両の走行データを統合管理が可能に
• 車両台数適正化診断レポートの提供で運用効率化を実現

クラウド型運行支援サービスの機能連携によるデータ統合管理の実現

株式会社スマートドライブは、株式会社トランストロンが提供するクラウド型運行支援サービス「ITP-WebService V3」との機能連携を2025年1月6日に開始した。この連携により、富士通デジタコ搭載車両の位置情報や走行軌跡をSmartDrive Fleet上で一元管理することが可能になったのだ。^[1]

現在富士通デジタコは27万台が稼働中であり、最新型機種のDTS-G1D/DTS-G1Oではドライブレコーダー機能とナビゲーション機能を標準搭載している。ETC2.0車載器や温度センサー、タイヤ空気圧センサー、アルコールチェッカーなど、外部機器との豊富な連携機能が市場から高い評価を得ているのだ。

スマートドライブは2024年春から同デジタコの販売を開始しており、トラック・バス事業者への導入支援を行っている。従来の白ナンバー事業者向けサービスから、緑ナンバー事業者への価値提供拡大に向けた取り組みの一環として機能連携を実施したのである。

車両管理システムの機能まとめ

デジタコについて

デジタコとは、デジタル式運行記録計の略称で、車両の走行データを電子的に記録・管理する装置のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 走行距離や速度、運転時間などのデータをデジタルで記録
• クラウドシステムとの連携による効率的な運行管理が可能
• 法令遵守や安全運転管理をサポートする機能を搭載

富士通デジタコは、トラックやバス事業者向けに広く普及している運行管理システムの一つである。位置情報や走行データの管理に加え、ドライブレコーダーやナビゲーション機能を統合することで、より効率的な車両管理を実現している。

SmartDrive FleetとITP-WebService V3の機能連携に関する考察

クラウド型の運行支援サービス間での機能連携は、運送業界のデジタル化を加速させる重要な一歩となるだろう。特に富士通デジタコの豊富な外部機器連携機能と、SmartDrive Fleetの車両管理システムが統合されることで、より効率的な車両運用が可能になるはずだ。

車両台数適正化診断レポートの提供は、運送業界が直面する人手不足や車両維持コストの課題解決に貢献する可能性が高い。閑散期における余剰車両の特定やレンタル車両への切り替えなど、柔軟な車両運用戦略の立案が容易になるだろう。

今後は荷主から着荷主までのサプライチェーン全体を見据えた機能拡張が期待される。モビリティデータプラットフォームを活用した新たなサービス展開により、物流業界全体の効率化と高度化が進むことが予想されるのだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「クラウド型の富士通デジタコ搭載車両の走行データを反映 「ITP-WebService V3」と「SmartDrive Fleet」が機能連携を開始 | 株式会社スマートドライブのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000142.000013779.html, (参照 25-01-06).

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