SilverStoneが3.5インチベイ用M.2 SSDアダプタSDP13を発表、4枚のNVMe SSDを搭載可能に
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記事の要約
- SilverStoneがM.2 NVMe SSD対応の新アダプタを発表
- 3.5インチベイに4枚のM.2 SSDを搭載可能
- PCIe 3.0/4.0に対応し最大64Gbpsの転送速度を実現
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SilverStoneの3.5インチM.2 NVMe SSDアダプタ「SDP13」の特長
SilverStoneは、M.2 NVMe SSDを4枚内蔵できる3.5インチドライブベイ用アダプタ「SDP13」を2025年1月16日に発表した。3.5インチドライブベイに装着することで、効率的なストレージ拡張が可能になるアダプタで、M.2 2230/2242/2260/2280の各サイズに対応している。[1]
本体サイズは101.6×146×25.4mm、重量は0.5kgで、冷却用の60mmファンとアルミニウム製ヒートシンクを搭載している。ホストとの接続には2基のSlimSAS 8i(SFF-8654)コネクタを装備し、PCIe 3.0/4.0 x4に対応することで最大64Gbpsの転送速度を実現している。
SDP13は各SSDの動作状態を監視できるLEDインジケータを備え、各ドライブの状態を一目で確認することができる。また、電源供給はSATA 15ピンコネクタを介して行われ、特別なドライバのインストールは不要で、PCIeバイファーケーション対応のマザーボードまたはアドオンカードで使用可能だ。
SDP13の主な仕様
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | SST-SDP13B |
対応フォームファクタ | M.2 2230/2242/2260/2280 |
インターフェース | SlimSAS 8i (SFF-8654) × 2 |
冷却機構 | 60mmファン、アルミニウムヒートシンク |
本体サイズ | 101.6×25.4×146mm |
重量 | 0.5kg |
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PCIeバイファーケーションについて
PCIeバイファーケーションとは、1つのPCIeスロットを複数の独立したレーンに分割する機能のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 1つのx16/x8スロットを複数のx4/x2レーンに分割可能
- 複数のNVMe SSDを効率的に接続できる
- マザーボードのBIOS設定で有効化が必要
SDP13では、PCIe x16/x8スロットを4x4または4x2構成に分割することで、4枚のM.2 NVMe SSDを独立して制御することが可能だ。この機能を活用することで、高速なストレージシステムを構築できる。
SDP13に関する考察
SDP13の発表は、3.5インチドライブベイを活用したストレージ拡張の新たな選択肢を提供している。従来のSATA SSDと比較して高速なNVMe SSDを最大4枚搭載できる点は、大容量かつ高速なストレージを必要とするユーザーにとって魅力的な解決策となるだろう。
ただし、PCIeバイファーケーション対応のマザーボードまたはアドオンカードが必要という点は、導入時の課題となる可能性がある。特に既存のシステムへの導入を検討する場合、事前にハードウェアの互換性確認が重要になってくるだろう。
今後は対応するマザーボードの増加と共に、より多くのユーザーがこのような高性能なストレージソリューションを活用できるようになることが期待される。SilverStoneには引き続き、ユーザーのニーズに応える革新的な製品の開発を期待したい。
参考サイト
- ^ . 「SDP13」. https://www.silverstonetek.com/en/product/info/storage/sdp13b/, (参照 25-01-17).
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