公開:

VicOneとZDIが自動車向けゼロデイ脆弱性発見コンテストを開催、49件の脆弱性を発見しSDVのセキュリティ強化へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

VicOneとZDIが自動車向けゼロデイ脆弱性発見コンテストを開催、49件の脆弱性を発見しSDVのセキュリティ強化へ

PR TIMES より


記事の要約

  • VicOneとZDIが世界最大規模のPwn2Own Automotiveを開催
  • 21チームが参加し49件のゼロデイ脆弱性を発見
  • Sina Kheirkhahが最多30.5ポイントでMaster of Pwnを獲得

世界最大規模の自動車向けゼロデイ脆弱性発見コンテストが開催

VicOne株式会社はトレンドマイクロ傘下のZero Day Initiativeと共同で、世界最大規模のゼロデイ脆弱性発見コンテスト「Pwn2Own Automotive 2025」を2025年1月22日から24日にかけて開催した。本コンテストでは世界13か国から21チームが参加し、SDVとそのエコシステムに関する49件のゼロデイ脆弱性が発見されることとなった。[1]

コンテストでは車載インフォテインメントシステムや電気自動車充電器、オペレーティングシステムの3つのカテゴリーでセキュリティチャレンジが実施された。イギリスのSummoning Team社に所属するSina Kheirkhahが最多となる30.5ポイントを獲得し、第二代Master of Pwnの称号を手にしている。

VicOneは本コンテストを通じてSDV時代における包括的なリスク管理体制の構築と自動車業界全体のサイバーセキュリティレベルの向上を目指している。発見された脆弱性は各ベンダーに報告され、コンテスト終了後90日以降に状況を鑑みて詳細が公開される予定だ。

Pwn2Own Automotive 2025の開催概要

項目 詳細
開催期間 2025年1月22日~24日
参加国数 13か国(米国、日本、韓国、オーストラリア、英国、カナダ、フランス、ドイツ、ベトナム、スイス、オランダ、ハンガリー、フィンランド)
参加チーム数 21チーム(個人参加含む)
発見された脆弱性 49件のゼロデイ脆弱性
賞金総額 約100万米ドル
Master of Pwn受賞者 Sina Kheirkhah(Summoning Team社)

ゼロデイ脆弱性について

ゼロデイ脆弱性とは、開発者やベンダーが把握していない未知のセキュリティ上の欠陥のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 発見されてから対策が講じられるまでの期間にシステムが無防備な状態となる
  • 悪用された場合の被害が甚大になる可能性が高い
  • 早期発見と迅速な対策が重要となる

自動車業界においてはSDVの普及により車両機能のソフトウェア制御が進み、ゼロデイ脆弱性の影響が深刻化している。Pwn2Own Automotiveのような取り組みは、ブラックマーケットでの取引前に脆弱性を発見し対策を講じることで、サイバーセキュリティの向上に貢献している。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「VicOne × Zero Day Initiative世界最大規模のゼロデイ脆弱性発見コンテスト「Pwn2Own Automotive 2025」を開催 | VicOne株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000150132.html, (参照 25-01-28).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「セキュリティ」に関するコラム一覧「セキュリティ」に関するニュース一覧
アーカイブ一覧
セキュリティに関する人気タグ
セキュリティに関するカテゴリ
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。