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SECURITY

公開：2025-01-29

レバテックがIT人材市場動向を発表、セキュリティ職種の求人倍率が54.0倍と過去最高を記録

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• IT人材の転職求人倍率で「セキュリティ」が54.0倍を記録
• フリーランス案件でPMとクラウドの需要が急増
• 2025年の崖に向けDX関連人材の需要が拡大

IT人材市場におけるセキュリティ人材の需要が過去最高を記録

レバテック株式会社は2024年12月のIT人材の正社員転職およびフリーランス市場動向について、セキュリティ職種の転職求人倍率が54.0倍を記録したことを2025年1月28日に公開した。正社員求人数は前年同月比130%、転職希望者数は前年同月比136%と増加傾向にあり、いずれも過去最高値を更新している。^[1]

主要な職種別の転職求人倍率では、セキュリティに次いでコンサル職が41.8倍、PM職が24.6倍と高い需要を示している。サイバー攻撃対策のための新規部署立ち上げや社内体制強化に伴う増員の動きが活発化しており、戦略立案できる人材へのニーズが高まっているのだ。

フリーランス市場においても活況を呈しており、案件発生数は前年同月比142%と過去最高を記録した。PMとクラウド関連の案件倍率がともに2.2倍となり、正社員・フリーランスを問わず市場全体で高い需要が続いている。

IT人材市場の需給動向まとめ

求人倍率について

求人倍率とは、求人数を求職者数で割った値のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 労働市場の需給バランスを示す指標
• 数値が高いほど人材不足を示唆
• 職種別の人材需要を比較可能

IT業界の求人倍率は一般的な職種と比較して著しく高い水準にある。厚生労働省の発表によると2024年11月の正社員有効求人倍率が1.25倍であるのに対し、IT人材の転職求人倍率は11.6倍を記録しており、人材不足が顕著となっている。

IT人材市場の需給動向に関する考察

IT人材市場における「セキュリティ」職種の求人倍率が54.0倍という過去最高値を記録したことは、企業のサイバーセキュリティ対策への意識の高まりを如実に示している。特にサイバー攻撃の増加に伴い、専門知識を持つ人材の確保が企業の重要課題となっており、この傾向は今後も継続するだろう。

一方で人材の育成には時間がかかるため、短期的な需給バランスの改善は難しい状況にある。企業は人材の採用手法を多様化させ、フリーランスや副業人材の活用を積極的に検討する必要があるだろう。

2025年の崖問題を見据え、DX推進やレガシーシステムの刷新に向けた動きが加速している。今後はPMやコンサルタントなど上流工程を担える人材の育成が急務となっており、企業による人材投資の拡大が期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「セキュリティ」が転職求人倍率1位に、50倍超えの高需要 | レバレジーズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000726.000010591.html, (参照 25-01-29).
2. 厚生労働省. https://www.mhlw.go.jp/index.html

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