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公開：2025-01-30

米原市がマーケットエンタープライズと連携、リユースプラットフォーム「おいくら」導入で廃棄物削減へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 米原市がリユースプラットフォーム「おいくら」と連携開始
• 廃棄物削減と循環型社会の形成を目指す取り組み
• 「おいくら」による不要品の買取・売却が可能に

米原市とマーケットエンタープライズがリユース事業で連携

滋賀県米原市とマーケットエンタープライズは、地域社会における課題解決を目指し2025年1月28日にリユース事業に関する協定を締結した。リユースプラットフォーム「おいくら」を活用することで、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、廃棄物削減と循環型社会の形成を推進する取り組みが開始されている。^[1]

米原市では粗大ごみ収集において、市民が自宅の外へ運び出す必要があることから「集積所や自宅の外へ運び出すことが難しい」という課題を抱えていた。「おいくら」の導入により、希望すれば自宅の中まで訪問し、大型品や重量のあるものでも運び出しまで対応する出張買取が可能になったのである。

マーケットエンタープライズは、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の活動を通じ、官民連携によるSDGsの取り組みを推進してきた。この度の連携により、二次流通の活性化と社会全体での不要品削減が見込まれている。

リユースプラットフォーム「おいくら」の概要

おいくらの詳細はこちら

リユースプラットフォームについて

リユースプラットフォームとは、不要品の売買を仲介するオンラインサービスのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 複数の買取業者への一括査定が可能
• 自宅での受け渡しに対応
• 査定から取引完了までをオンラインで完結

リユースプラットフォームの活用により、不要品の売却と受け渡しが容易になることで、循環型社会の形成に貢献している。マーケットエンタープライズの「おいくら」は、全国の加盟リサイクルショップと連携することで、より多くの不要品に新たな価値を見出すことを可能にしているのだ。

リユース事業の官民連携に関する考察

リユース事業における官民連携は、自治体の廃棄物処理コストの削減と市民の利便性向上を同時に実現する画期的な取り組みである。特に高齢化が進む地域では、大型の不要品の処分が深刻な課題となっており、民間企業のリソースを活用した新たなソリューションの提供は、社会課題の解決に大きく貢献するだろう。

今後は不要品の回収だけでなく、リユース品の地域内循環や環境教育との連携など、より包括的な取り組みへの発展が期待される。自治体と民間企業がそれぞれの強みを活かしながら、持続可能な循環型社会の実現に向けた施策を展開することで、より効果的な廃棄物削減が実現できるはずだ。

また、このような取り組みは他の自治体にとってもモデルケースとなり得る。リユースプラットフォームを活用した官民連携の成功事例を積み重ねることで、全国的な展開が加速し、より大きな社会的インパクトを生み出すことが期待できるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「滋賀県米原市が不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始 | 株式会社マーケットエンタープライズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000401.000015239.html, (参照 25-01-30).

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