リファインバースグループが再生素材を活用した新オフィスを完成、廃棄物リサイクル率99.66%を達成

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

株式会社リファインバースグループは廃材の再資源化技術を活かし、2024年10月に新オフィスへの移転を完了した。新オフィスではタイルカーペットや漁網、エアバッグなどの再生素材を内装材として活用し、環境配慮型のデザイン空間を実現している。^[1]

エントランスには原料となる廃漁網と再生ナイロン素材「REAMIDE」のプレートやペレットを展示し、リファインバースグループの技術力を象徴的に表現した。執務スペースやショールームには、独自開発の塩化ビニルコンパウンド「リファインパウダー」を使用したリサイクルタイルカーペットを採用している。

今回のオフィス移転では、居抜き物件の一部レイアウト変更に伴い発生した廃棄物に対して、グループ会社のジーエムエスが通常業務で実施しているリサイクルの取り組みを適用した結果、廃棄物リサイクル率99.66%という高い数値を達成することに成功した。

サーキュラーエコノミーとは、廃棄物を出来る限り出さない経済の仕組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

リファインバースグループは20年以上前からサーキュラーエコノミーを実践し、タイルカーペットの水平循環型リサイクルを実現している。廃漁網や廃車エアバッグから高品質リサイクルナイロンペレット「REAMIDE」を生成する技術も確立し、循環型社会の実現に向けた取り組みを続けている。

リファインバースグループによる再生素材を活用したオフィス移転は、企業の環境配慮への取り組みを具現化した優れた事例となっている。特に99.66%という高いリサイクル率の達成は、廃棄物管理システム「GMAC」を活用した効率的な処理と、長年培ってきた再資源化技術の集大成といえるだろう。

今後の課題として、再生素材の品質維持や製造コストの最適化が挙げられる。特にリサイクル素材の安定供給体制の構築や、より幅広い用途への展開を見据えた技術開発が必要になるだろう。

再生素材の活用は環境負荷低減に大きく貢献する可能性を秘めている。リファインバースグループには、さらなる技術革新とともに、他企業への啓発活動やノウハウの共有にも期待が寄せられる。

^ PR TIMES. 「タイルカーペットや漁網・エアバッグなど再生素材を使用したオフィスが完成 | 株式会社リファインバースグループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000149306.html, (参照 25-01-31).

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