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公開：2025-02-05

エーディーエステックが画像解析ソフトNAITをお茶の水女子大学に導入、AIによる実践的な教育カリキュラムが実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NAITがお茶の水女子大学の教育カリキュラムに導入
• 画像解析ソフトによるAI教育の実践が可能に
• 20名の学生が参加し実社会での問題解決に取り組む

お茶の水女子大学でのNAITによるAI教育カリキュラム導入

株式会社エーディーエステックは、ディープラーニング画像解析ソフトNAITを2025年2月5日にお茶の水女子大学の教育カリキュラムとして導入したことを発表した。お茶の水女子大学では2024年4月に新設された共創工学部において、Society5.0の実現に向けた女性人材育成の一環としてNAITが採用されることになったのだ。^[1]

NAITは独自のオートディープラーニングアルゴリズムを搭載しており、プログラミングやディープラーニングの専門知識がなくても高性能な検査モデルを作成することが可能だ。90分×8コマの合計12時間という限られた時間の中で、学生たちはディープラーニングの基礎知識とツールの使い方を効率的に習得している。

講義の集大成として、学生たちは「実社会での問題解決」をテーマにチームに分かれて活動を行った。野菜の良品判定や魚の種別判定、衣類のシミの検出など、7チームが独自の視点でAI活用事例を考案し発表を行っている。

NAITのAI教育機能まとめ

NAITの詳細についてはこちら

オートディープラーニングについて

オートディープラーニングとは、人工知能の学習プロセスを自動化する技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 専門知識がなくても最適な学習モデルを構築可能
• ハイパーパラメータの自動調整機能を搭載
• 継続的な調整や再学習が不要

NAITに搭載されているオートディープラーニングアルゴリズムは、最適なディープラーニング構造とハイパーパラメータを自動的に見つけ出し、高性能な検査モデルを作成することが可能だ。専門家でなくても高性能なディープラーニングモデルを作成できるため、教育現場での活用が期待されている。

NAITによるAI教育に関する考察

NAITの導入により、プログラミングやAIの専門知識がない学生でもディープラーニングを実践的に学ぶことが可能になったことは画期的である。特に、90分×8コマという短期間で基礎知識から実践的な活用方法まで学べる点は、教育現場におけるAI人材育成の新たな可能性を示している。

今後の課題として、より多くの教育機関への展開や、カリキュラムのさらなる充実化が求められるだろう。また、実社会での問題解決に向けた取り組みをより深化させるために、企業との連携強化や実データを用いた実践的な演習の拡充も重要になってくる。

NAITを活用したAI教育の展開は、Society5.0の実現に向けた人材育成の重要な一歩となっている。今後は教育機関だけでなく、企業の人材育成プログラムへの導入も期待されるところだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「新時代のDX教育教材、AIソフト「NAIT（ナイト）」をカリキュラムに導入 | 株式会社エーディーエステックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000053163.html, (参照 25-02-05).

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