セキュリティ

SECURITY

公開：2025-02-05

GMOグローバルサインがIDaaSとhakaru.ai byGMOの連携を開始、製造現場の設備点検データをより安全に管理可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• GMOグローバルサインがIDaaSとhakaru.ai byGMOの連携開始
• 製造現場の設備点検データをセキュアに管理可能に
• 設備点検業務の効率化とDX推進を実現

GMOトラスト・ログインとhakaru.ai byGMOのSAML認証連携開始

GMOグローバルサイン株式会社は企業向けシングルサインオンサービス「GMOトラスト・ログイン」とメーター検針の業務改善サービス「hakaru.ai byGMO」のSAML認証連携を2025年2月4日より開始した。この連携により製造現場の設備点検データを不正アクセスから保護し、より安全なデータ管理を実現することが可能になったのだ。^[1]

hakaru.ai byGMOはスマートフォンでメーターを撮影するだけで数値データをウェブ上の管理画面に反映できるクラウドサービスとして、時刻や担当者などの点検作業におけるエビデンスも自動入力される機能を備えている。従来の紙台帳を使用した業務と比較して大幅な時間効率化と信頼性の向上を実現することが可能だ。

GMOトラスト・ログインとの連携により、収集したデータの不正アクセスからの保護が強化され、セキュリティ面での導入ハードルが低減することになった。ID/パスワードの管理者負担も軽減され、設備管理現場における業務効率化とデータのセキュリティ保護の両立を実現するだろう。

GMOトラスト・ログインとhakaru.ai byGMOの機能まとめ

GMOトラスト・ログインの詳細はこちら

SAML認証について

SAML認証とは、Security Assertion Markup Languageの略で、異なるシステム間での認証情報やユーザー属性情報を安全に連携するための標準規格のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• シングルサインオンによる利便性の向上
• 標準化された認証情報の安全な受け渡し
• 複数システム間でのセキュアな認証連携

GMOトラスト・ログインでは、SAML2.0のプロトコルに対応したフェデレーション方式のシングルサインオンを提供している。フェデレーション方式に非対応なWebシステムやクラウドサービスに対しても、IDパスワード情報の管理や代理入力実行による効率的なログイン作業を実現することが可能だ。

GMOトラスト・ログインとhakaru.ai byGMOの連携に関する考察

製造現場でのDX推進において、データのセキュリティと業務効率化の両立は重要な課題となっている。GMOトラスト・ログインとhakaru.ai byGMOの連携により、従来の紙ベースの点検作業からデジタル化への移行がよりスムーズになることが期待できるだろう。

今後はAIによる異常検知や予知保全への展開など、収集したデータの活用範囲がさらに広がる可能性がある。一方で、システムの可用性や災害時のバックアップ体制など、クラウドサービス特有の課題への対応も重要になってくるだろう。

製造現場のDXを成功させるためには、現場作業者の利便性とシステム管理者の負担軽減を両立させることが重要だ。今後は多要素認証やデバイス証明書など、さらなるセキュリティ機能の拡充も期待したいところである。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「企業向けIDaaS「GMOトラスト・ログイン」、AIでメーター値を読み取る「hakaru.ai byGMO」と連携開始【GMOグローバルサイン】 | GMOインターネットグループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004720.000000136.html, (参照 25-02-05).

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