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キヤノンITSがAgent Square Cloudの機能を強化、シンジケートローン業務の管理効率化に向けた新機能を提供開始

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • キヤノンITSがAgent Square Cloudの機能を強化
  • 適用金利登録機能やトランシェ管理機能を追加
  • 2025年2月3日から複数の新機能の提供を開始

Agent Square Cloudの機能強化によりシンジケートローン業務の効率化が進展

キヤノンITソリューションズ株式会社は金融機関向けサービス「Agent Square Cloud」において、適用金利登録機能やトランシェ管理機能など複数の新機能を2025年2月3日より提供開始した。Agent Square Cloudは全国約40の金融機関に導入され、シンジケートローンにおける金融機関のエージェント業務の課題を解決するソリューションとして実績を積み重ねている。[1]

金利データの突合対象項目と合致する金利情報に対して案件を横断した利息一括計算を実現する適用金利登録機能と、通知帳票上に各トランシェの総貸付極度額の合計額と該当トランシェ案件の総貸付極度額を出力するトランシェ管理機能が導入された。Agent Square Cloudの利便性向上を目的に、顧客からの要望が多かった機能を標準機能の一部として実装している。

さらにAgent Square Cloudには押切印機能や特定融資枠契約の管理機能なども追加されており、通知帳票に対する承認処理による押切印画像の押印やコミットメントフィー徴求額の算出処理も可能となった。金融機関のシンジケートローン業務における契約管理の効率化と利便性の向上が期待できる。

Agent Square Cloudの新機能まとめ

項目 詳細
適用金利登録機能 金利データの突合と案件横断的な利息一括計算が可能
トランシェ管理機能 総貸付極度額の合計額と該当案件の極度額を出力
押切印機能 承認処理による押切印画像の押印とPDF保管
特定融資枠契約管理機能 コミットメントフィー徴求額の算出と帳票出力
期日管理メモ一括削除機能 個別登録した期日管理内容の一括削除が可能

シンジケートローンについて

シンジケートローンとは、複数の金融機関がシンジケート団を組成し、同一の取引条件のもとで同一の契約書によって同時期に行う協調融資のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 複数の金融機関による協調融資形態
  • 統一された取引条件での融資実行
  • エージェント銀行による一元管理

キヤノンITSは2005年からシンジケートローン業務管理ソリューション「Agent Square」を提供しており、市場の変化や顧客からの要望に柔軟に対応してきた実績がある。金融機関のエージェント業務を支援するため、Agent Square Cloudは機能拡張や他のサービスとの連携強化を継続的に行っていく方針だ。

参考サイト

  1. ^ キヤノンITソリューションズ株式会社. 「シンジケートローン業務管理ソリューション「Agent Square Cloud」の機能を拡張、適用金利登録機能やトランシェ管理機能など複数機能を新たに提供開始」. https://www.canon-its.co.jp/corporate/info/2025/info-0203, (参照 25-02-05).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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