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公開：2025-02-11

JALなど7社連合がDream Chaserの大分空港着陸計画で日本オープンイノベーション大賞を受賞、宇宙エコシステム構築へ前進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• JALらが宇宙往還機の大分空港着陸計画で特別賞受賞
• 官民連携で宇宙エコシステム構築を目指す取り組み
• 経済波及効果は日本全体で3,500億円の見込み

Dream Chaserの大分空港活用計画が日本オープンイノベーション大賞を受賞

JALや兼松、大分県など7社・団体は、宇宙往還機Dream Chaserの大分空港着陸に向けた取り組みにより、2025年2月5日に内閣府主催の第7回日本オープンイノベーション大賞で選考委員会特別賞を受賞した。各社の専門知識を組み合わせた協業により、宇宙事業への新規参入を推進する先駆的な連携体制を構築している点が高く評価されたのだ。^[1]

Dream Chaserプロジェクトは、大分空港を宇宙往還機のアジア拠点として活用することを目指しており、宇宙ステーションへの輸送や日本への帰還により新たな経済圏の構築を計画している。各社から20名以上の担当者が参画し、政府機関へのロビイングや着陸実現性の検証など、具体的な役割分担のもと取り組みを推進しているところだ。

この取り組みによる経済波及効果は、日本全体で3,500億円、大分県内で350億円と試算されている。観光や教育、雇用創出、物流、建設、人工衛星製造など、幅広い分野での経済効果が期待されており、宇宙港を核とした新たな産業エコシステムの確立を目指すものである。

Dream Chaserプロジェクトの概要

宇宙往還機について

宇宙往還機とは、地球と宇宙空間を往復できる再使用型の宇宙輸送機のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 通常の航空機のように水平着陸が可能な設計
• 宇宙ステーションへの物資輸送や帰還が可能
• 再使用可能で運用コストを抑制できる特性

Dream Chaserは、Sierra Space社が開発を進める宇宙往還機で、国際宇宙ステーションへの物資輸送や実験設備の回収などに活用される計画となっている。大分空港への着陸を実現することで、日本における宇宙開発の新たな拠点として機能することが期待されているのだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「（共同リリース）「日本と地球低軌道を繋ぐエコシステム構築-宇宙往還機Dream Chaser®の大分空港着陸に向けて-」が、第7回日本オープンイノベーション大賞「選考委員会特別賞」を受賞 | 日本航空株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001181.000030684.html, (参照 25-02-11).

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