【CVE-2024-13440】Super Store Finder 7.0にSQLインジェクションの脆弱性、認証不要でXSS攻撃が可能に
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記事の要約
- Super Store Finder 7.0以下にSQLインジェクションの脆弱性
- 認証不要でストアレビューにXSSを注入可能
- CVSS3.1スコアは7.5でHigh評価に分類
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Super Store Finder 7.0のSQLインジェクション脆弱性
WordPressプラグインSuper Store Finderにおいて、バージョン7.0以下に深刻な脆弱性が発見され、2025年2月9日に脆弱性情報【CVE-2024-13440】が公開された。SQLクエリの不適切なエスケープ処理により、認証なしでSQLインジェクション攻撃が可能な状態となっていることが判明している。[1]
脆弱性の主な原因は、パラメータ「ssf_wp_user_name」に対する入力値の検証が不十分であることと、既存のSQLクエリに対する適切な準備処理が欠如していることにある。攻撃者は認証を回避してストアレビューにクロスサイトスクリプティングを埋め込むことが可能となっている。
この脆弱性の深刻度を示すCVSS3.1スコアは7.5(High)と評価されており、攻撃の複雑さは低く、特権も不要とされている。攻撃者がネットワーク経由でアクセス可能で、機密情報の漏洩リスクが高いことから、早急な対応が推奨される。
Super Store Finder 7.0の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13440 |
影響を受けるバージョン | 7.0以下の全バージョン |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング |
CVSSスコア | 7.5(High) |
攻撃に必要な条件 | 認証不要、ネットワークアクセス可能 |
想定される影響 | 機密情報漏洩、ストアレビューの改ざん |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベースに対して不正なSQLコマンドを挿入し、データベースを改ざんする攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 入力値の検証が不十分な場合に発生する脆弱性
- データベースの読み取りや改ざんが可能
- 認証回避やデータ漏洩のリスクが高い
WordPressプラグインのSQLインジェクション脆弱性は、プラグインの機能拡張時に適切なセキュリティ対策が実装されていない場合に発生することが多い。Super Store Finderの場合、ユーザー名パラメータの処理に問題があり、攻撃者がSQLクエリを改変してクロスサイトスクリプティングコードを注入できる状態となっている。
Super Store Finder 7.0の脆弱性に関する考察
Super Store Finderの脆弱性は、WordPressプラグインの開発におけるセキュリティ実装の重要性を再認識させる事例となっている。特にユーザー入力を扱うパラメータに対する適切なバリデーションとエスケープ処理の実装が不可欠であり、開発者はWordPressのセキュリティガイドラインに準拠した実装を徹底する必要があるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発段階でのセキュリティレビューやペネトレーションテストの実施が重要となってくる。特にストア情報やユーザーレビューなど、重要なデータを扱うプラグインでは、定期的なセキュリティ監査と脆弱性診断の実施が望まれるだろう。
また、WordPressプラグインのセキュリティ対策として、プリペアドステートメントの活用やWAFの導入なども検討に値する。プラグイン開発者とWordPressコミュニティの連携を強化し、セキュアなプラグイン開発のベストプラクティスを共有していく取り組みが期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13440, (参照 25-02-14).
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