サンワサプライが最大60W給電対応のPoE-USB Type-C変換アダプタを発売、有線LAN通信との同時利用が可能に
記事の要約
- サンワサプライがPoE-USB Type-C変換アダプタを発売
- 最大60WのPD給電と有線LAN通信に対応
- 価格は2万4,200円でIEEE802.3bt規格に準拠
サンワサプライの新型PoE-USB Type-C変換アダプタがPD給電と通信を実現
サンワサプライは、PoE電力をUSB Type-C給電に変換し最大60WのPD給電とデータ通信を可能にするアダプタ「LAN-ADPOEC」を2025年2月13日に発売した。IEEE802.3af/at/btのPoE規格に対応し最大90WまでのPoE電力入力に対応しており、USB Type-CからのPD給電は最大60Wまでの出力が可能となっている。[1]
LANケーブル1本で給電とデータ通信の両方を実現することで、電源コンセントのない場所でもPCやタブレット、POS端末などの機器を使用することが可能になった。最大100mまでのLANケーブルを使用できるため、電源から離れた場所での機器の設置や運用が柔軟に行えるようになっている。
本体サイズは100×60×20mmで重量は約200gとコンパクトな設計となっており、USB 3.2 Gen 1規格に準拠した5Gbpsの高速データ転送にも対応している。通信速度は最大100Mbpsで、LED表示によって通信・給電状況の確認も容易に行えるようになっている。
LAN-ADPOECの主要スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | PoE-USB Type-C変換アダプタ LAN-ADPOEC |
最大給電能力 | PoE入力最大90W、USB Type-C出力最大60W |
通信規格 | IEEE802.3、IEEE802.3u、IEEE802.3x |
対応機種 | USB Type-C搭載のWindows PC、Mac、iPad、iPhone15/16シリーズ |
本体サイズ | W100×D60×H20mm |
価格 | 24,200円(税込) |
PoEについて
PoEとは「Power over Ethernet」の略称で、LANケーブルを通じてデータ通信と電力供給を同時に行うことができる技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- LANケーブル1本で給電とデータ通信が可能
- 電源コンセントのない場所でも機器の設置が可能
- IEEE802.3af/at/btなどの規格で最大90Wまでの給電に対応
PoE技術はネットワークカメラやWi-Fiアクセスポイントなどの機器で広く採用されており、設置場所の自由度を高めることができる。IEEE802.3btでは最大90Wまでの電力供給が可能となり、より多くの機器での活用が期待されている。
LAN-ADPOECに関する考察
LAN-ADPOECの登場により、電源コンセントの配置に制約されることなくUSB Type-C搭載機器の設置が可能になった点は高く評価できる。特にPOS端末やタブレットなどを使用する店舗や倉庫において、機器レイアウトの自由度が大幅に向上することが期待される。
今後の課題として、対応機器の互換性確認や長距離伝送時の電力損失への対策が挙げられる。特にLANケーブルの品質や長さによって給電効率が変化する可能性があるため、使用環境に応じた適切なケーブル選定が重要になるだろう。
将来的には、より高速なデータ通信規格への対応や給電効率の向上が期待される。また、IoT機器の普及に伴い、より多様な機器での活用シーンが広がることで、PoE技術の重要性は更に高まっていくと考えられる。
参考サイト
- ^ サンワサプライ株式会社. 「LAN-ADPOEC【PoE-USB Type-C変換アダプタ(PD60W給電・ネットワーク通信対応)】PoE(Power Over Ethernet)をUSB Type-Cに変換しタブレットやノートパソコンなどにPD充電をしながらネットワーク通信も可能にするPoE-USB Type-C変換アダプタ。|サンワサプライ株式会社」. https://www.sanwa.co.jp/product/syohin?code=LAN-ADPOEC, (参照 25-02-14).
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