DX

ディーエックス

公開：2025-02-15

伊勢志摩観光コンベンション機構が高付加価値インバウンド向けタクシーサービスを開始、WEBサイトから予約可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 伊勢志摩観光コンベンション機構がタクシーサービスのWEBサイトを開設
• 高付加価値インバウンド旅行者向けのテストマーケティングを開始
• 京都、大阪からの送迎と観光周遊プランを提供

伊勢志摩観光コンベンション機構の高付加価値インバウンド向けタクシーサービス開始

伊勢志摩観光コンベンション機構は高付加価値インバウンド旅行者向けに伊勢志摩地域での観光タクシーの需要拡大を目指し、2025年1月24日にWEBサイトを開設するなどテストマーケティングを開始した。伊勢志摩地域内のインバウンド向けタクシーサービスのDXを目指し、訪日旅行前や東京、京都などの都市圏への滞在中でのタクシー利用の獲得と誘客を図っている。^[1]

WEBサイトでは京都、大阪からの需要を見込んだワンウェイタクシープランと、伊勢志摩での滞在ホテルを起点としたラウンド観光タクシープランの2種類のサービスを展開している。連携タクシー会社として株式会社三交タクシーと野呂自動車有限会社の2社が参画しており、今後も連携企業を拡大する予定だ。

高付加価値旅行者の受入に向けた調査では、乗務員の外国語対応やコミュニケーションスキルだけでなく、モチベーション醸成やスキルアップの基盤づくりなどマネジメントスキルの重要性が明らかになっている。観光庁のモデル観光地として選定されたことを受け、滞在価値やホスピタリティの向上に取り組んでいくところだ。

高付加価値インバウンド向けタクシーサービスの概要

サービスの詳細はこちら

高付加価値旅行者について

高付加価値旅行者とは、1人あたりの着地消費額が100万円以上の訪日外国人旅行者のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 訪日旅行者全体の約1%という希少な層
• 消費額は全体の約14.0%（約6,700億円）を占める
• 観光庁が地方部への誘客を重点的に支援

観光庁は高付加価値旅行者の地方誘客を推進するため、伊勢志摩を含む全国14地域をモデル観光地として選定している。選定地域では高付加価値旅行者のニーズを満たす滞在価値の向上や、ホスピタリティの強化に向けた取り組みが進められているところだ。

伊勢志摩の高付加価値インバウンド観光に関する考察

伊勢志摩地域における高付加価値インバウンド向けタクシーサービスの開始は、地域の観光DXを推進する重要な一歩となっている。特に電話予約が中心だった従来のサービスをWEB予約に移行することで、海外からの予約のハードルが大幅に下がることが期待できるだろう。

今後の課題として、外国語対応可能な乗務員の確保や育成が挙げられる。高付加価値旅行者の満足度を高めるためには、単なる移動手段としてのタクシーではなく、地域の魅力を伝えられる観光ガイドとしての役割も求められているところだ。

また、京都・大阪からの誘客を見込んだワンウェイプランは、伊勢志摩地域の新たな観光スタイルを生み出す可能性を秘めている。観光庁のモデル地域として、他地域のロールモデルとなるような質の高いサービスの確立が望まれるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「伊勢志摩における高付加価値旅行者向けの観光タクシーの需要拡大を目指したテストマーケティングを開始しました | 公益社団法人伊勢志摩観光コンベンション機構のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000148585.html, (参照 25-02-15).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム一覧「DX」に関するニュース一覧