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キンドリルジャパンがIBM Z活用のzCloudサービスを拡充、2025年中に柔軟なメインフレーム環境構築を実現へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • キンドリルが東京近郊のデータセンターでzCloudを拡充
  • 最新のIBMメインフレーム「IBM Z」を活用したクラウドサービス
  • 2025年中に柔軟なメインフレーム環境の構築サービスを開始

キンドリルがIBM Zを活用したzCloudサービスを拡充

キンドリルジャパン株式会社は2025年中の提供開始を目指し、東京近郊の新設データセンターで日本IBMの最新メインフレーム「IBM Z」を活用したクラウドサービス「zCloud」の拡充を2月13日に発表した。企業のビジネス状況に応じて柔軟にメインフレームプラットフォーム環境を構築できる既存のクラウドサービスを強化することで、顧客のニーズに対応していく。[1]

IBMメインフレームで処理される大規模かつ重要な企業データに対して、メインフレームに搭載されたAIを活用したリアルタイム解析が可能になることで、ビジネス上の洞察を引き出すことができるようになった。新しい製品・サービスの開発やイノベーションの推進など、メインフレームとAIの相乗効果による業務の高度化を実現することが可能である。

キンドリルの新しいzCloudサービスは、Kyndryl Bridgeを活用してAI、運用データ、専門知識をシームレスに統合し、可観測性と自動化を推進してコンプライアンスやワークロード管理を最適化する。東日本と西日本の先進的なデータセンターによるレジリエンスとセキュリティ確保に加え、150,000 MIPS以上の大規模な処理能力を備えた環境を提供する。

zCloudサービスの主な特長

項目 詳細
統合プラットフォーム Kyndryl Bridgeによる自動化とAI活用
データセンター構成 東日本・西日本の戦略的配置によるレジリエンス確保
処理能力 150,000 MIPS以上の大規模サービス処理
技術支援 メインフレーム技術者によるプラットフォーム構築支援
ネットワーク ネットワークハブによるシームレスなハイブリッドクラウド環境

メインフレームについて

メインフレームとは、ミッションクリティカルなワークロードのための最高水準のコンピュータプラットフォームであり、現在も世界中の企業の基幹業務を支える重要な役割を果たしている。以下のような特徴を持つ大規模コンピュータシステムである。

  • 高可用性と安定性を備えた堅牢なシステム基盤
  • 大量並列処理に最適化された処理アーキテクチャ
  • オンチップAIアクセラレーターと耐量子暗号システムを搭載

最新のIBM z16は、メインフレームの伝統的な特長に加え、IBM Telumプロセッサーや業界初となる耐量子暗号システムを搭載している。企業のIT環境のモダナイゼーションを推進し、ミッションクリティカルな業務へのセキュアなAI適用によってビジネスの高度化を実現することが可能だ。

参考サイト

  1. ^ Kyndryl United States. 「キンドリルジャパン、最新のIBMメインフレームを活用できるクラウドサービス「zCloud」の提供を開始し、ビジネス価値の向上に向けたモダナイゼーションを加速」. https://www.kyndryl.com/jp/ja/about-us/news/2025/02/ibm-japan-mainframe-cooperation, (参照 25-02-15).
  2. IBM. https://www.ibm.com/jp-ja

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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