IIJが多店舗・多拠点企業のネットワーク実態調査を公表、68%が再構築を計画中で将来のゼロトラスト採用意向が61%に
記事の要約
- IIJが多店舗・多拠点企業のネットワーク実態調査を公表
- 調査対象は10拠点以上の企業216社から回答を取得
- 68%が再構築を計画中で、61%が3年後にゼロトラスト採用意向
IIJによる多店舗・多拠点企業のネットワーク実態調査結果の公表
株式会社インターネットイニシアティブは、調査会社アイ・ティ・アールに依頼して多店舗・多拠点企業におけるネットワーク実態に関する調査を実施し、2024年2月14日に結果を公表した。本調査では10拠点以上の店舗・拠点を保有する企業216社から回答を得て、2024年11月15日から18日にかけて実施された。[1]
調査結果では、53%の企業が事業に影響するネットワーク課題を抱えており、特にSaaSへのアクセスや店舗・拠点でのネットワーク利用に関する不便さが最も多く報告された。また、48%の企業が通信遅延やトラブルにより拠点業務や店舗運営に影響が発生していると回答している。
ネットワークの再構築に関しては、28%が全面的な再構築を予定しており、40%が一部変更を予定していることが判明した。現在は境界型セキュリティを採用している企業が74%を占めているが、3年後には61%の企業がゼロトラストネットワークを採用する意向を示している。
多店舗・多拠点企業のネットワーク課題まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
調査期間 | 2024年11月15日~18日 |
回答企業数 | 216社 |
ネットワーク課題 | 53%が事業に影響する課題を抱える |
再構築計画 | 68%が再構築を計画中 |
将来の方針 | 61%が3年後にゼロトラストネットワーク採用意向 |
ゼロトラストネットワークについて
ゼロトラストネットワークとは、全てのアクセスを信頼せずに検証を行うセキュリティモデルのことを指す。従来の境界型セキュリティとは異なり、以下のような特徴を持っている。
- 全てのユーザーやデバイスを信頼せず、常に検証を実施
- アクセス権限を最小限に制限し、必要な範囲のみ許可
- ネットワーク内外を問わず、同じレベルのセキュリティを適用
ゼロトラストネットワークは、クラウドサービスの普及やリモートワークの増加に伴い、より重要性を増している。多店舗・多拠点企業におけるネットワークセキュリティの課題解決において、今後さらに採用が進むと予測されている。
参考サイト
- ^ インターネットイニシアティブ(IIJ). 「IIJ、「多店舗/多拠点企業ネットワーク実態調査」の結果を公表 | IIJについて | IIJ」. https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2025/0214.html, (参照 25-02-18).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- 【CVE-2024-12797】OpenSSL 3.2-3.4.0でRPKsを用いたサーバー認証回避の脆弱性が発見、中間者攻撃のリスクに要注意
- 【CVE-2025-21279】Microsoft Edge Chromiumベースにリモートコード実行の脆弱性、Type Confusionによる深刻な影響の可能性
- 【CVE-2025-21377】WindowsのNTLM Hash開示の脆弱性が発覚、広範なバージョンに影響
- 【CVE-2025-21379】Windows Server 2025とWindows 11のDHCPクライアントサービスに重大な脆弱性が発見、リモートコード実行のリスクに警戒
- 【CVE-2025-21391】Windowsストレージに権限昇格の脆弱性、Windows 10からServer 2025まで広範な影響
- 【CVE-2025-21406】Windows Telephony Serviceに深刻な脆弱性、複数バージョンのWindowsに影響
- 【CVE-2025-21407】Windows Telephony Serviceに深刻な脆弱性、広範なバージョンのWindowsに影響
- 【CVE-2025-21410】WindowsのRRAS脆弱性が発覚、複数バージョンのServer製品に影響
- 【CVE-2025-21419】WindowsのSetup Files Cleanupに権限昇格の脆弱性、広範なバージョンに影響
- 【CVE-2025-24901】WeGIAにSQLインジェクションの脆弱性、バージョン3.2.12で修正完了
アーカイブ一覧
セキュリティに関する人気タグ
セキュリティに関するカテゴリ