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公開：2025-02-18

DNPとレノボ・ジャパンがGIGAスクール端末の予備機運用体制を構築、全国の小中学校向けに4月から運用開始

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• DNPとレノボ・ジャパンがGIGAスクール端末の予備機運用体制を構築
• 全国の小中学校向け予備機の保管・運用管理を4月開始
• 日本郵便・佐川急便と連携し迅速な端末供給を実現

DNPとレノボ・ジャパンによるGIGAスクール端末の予備機運用体制構築

大日本印刷株式会社は2025年2月14日、レノボ・ジャパン合同会社と協業し、2024年度から文部科学省が推進するGIGAスクール構想第二期に対応した情報端末の予備機を保管・運用管理する体制を構築したと発表した。GIGAスクール端末とソリューションを統合したレノボ・ジャパンのパッケージ「Lenovo GIGA School Edition」の予備機運用サービスにおいて、全国の小中学校に配布される予備機の保管・運用管理を2025年4月1日に開始する予定である。^[1]

DNPは日本郵便株式会社および佐川急便株式会社とも連携し、全国の教育現場へ予備機を迅速に供給できる体制を整備した。予備機の保管場所の確保や端末の適切な管理、定期的な充電などの品質維持を通じて、教育現場の運用負担を軽減し、児童・生徒の学習機会の損失を防ぐことで、ICTを利活用した継続的な学びを支える体制が構築された。

文部科学省のGIGAスクール構想第二期では、全児童・生徒数の15%以内を目安とした予備機の整備が補助対象となっている。大規模自治体などでは予備機の適切な管理が課題となっていたが、レノボ・ジャパンによる無償保管サービスとDNPのBPO分野での実績を活かした運用管理により、効率的な予備機の利活用が可能となった。

GIGAスクール端末予備機運用サービスの概要

GIGAスクール構想について

GIGAスクール構想とは、文部科学省が2019年度から推進している教育のICT化施策のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 全国の小中学校の児童・生徒への1人1台の端末提供
• 高速ネットワーク環境の整備による学習環境の向上
• ICTを活用した効果的な学びの実現

GIGAスクール構想第二期では、第一期で導入した端末の更新と予備機の整備が重点施策となっている。全児童・生徒数の15%以内を目安とした予備機の整備が補助対象となり、予備機を含めた全情報端末を教育現場で定期的に活用することが方針として示されている。

GIGAスクール端末予備機運用サービスに関する考察

DNPとレノボ・ジャパンの協業により構築された予備機運用体制は、教育現場のICT活用における重要な課題を解決する取り組みとなっている。特に大規模自治体における予備機の保管・管理の負担軽減は、持続可能な教育ICT環境の実現に大きく貢献するものと考えられる。

今後の課題として、予備機の運用状況のモニタリングや故障時の迅速な対応体制の確立が重要となるだろう。解決策としては、ICTを活用した予備機の管理システムの導入や、教育現場とのコミュニケーション体制の強化が考えられる。

また、GIGAスクール構想の進展に伴い、予備機の需要は更に高まることが予想される。DNPには運用ノウハウの蓄積と共有を通じて、より効率的な予備機運用体制の確立が期待される。

参考サイト

1. ^ DNP 大日本印刷株式会社. 「大日本印刷　レノボ・ジャパンと協業し、教育現場のICT利活用を支える GIGAスクール端末の予備機運用体制を構築 | ニュース | DNP 大日本印刷」. https://www.dnp.co.jp/news/detail/20176363_1587.html, (参照 25-02-18).
2. Lenovo. https://www.lenovo.com/jp/ja/

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