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公開：2025-02-20

サイバートラストがマイナ免許証対応のiTrust本人確認サービス新機能を発表、ICチップ読み取りで本人確認が効率化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• サイバートラストがマイナ免許証対応のライブラリを提供開始
• ICチップ内の免許情報読み取りと署名検証が可能に
• レンタカー事業者などの業務効率化を支援

サイバートラストのiTrust本人確認サービスがマイナ免許証に対応

サイバートラスト株式会社は、マイナンバーカードと運転免許証を一体化したマイナ免許証への対応を目指し、iTrust本人確認サービスの新機能として免許情報読み取りと署名検証を可能にするライブラリを2025年3月24日より提供開始する。マイナ免許証はマイナンバーカードのICチップ内に警察庁のアプリケーション「免許証カードAP」を登録したもので、ICチップからの情報読み取りが必須となっているのだ。^[1]

サイバートラストが提供するライブラリを活用することで、事業者は自社のアプリにマイナ免許証のICチップを読み取る機能を実装することが可能になる。このライブラリによって、免許証カードAPからの免許情報読み取りに加え、マイナンバーカードに格納されている公的個人認証の電子証明書を用いた本人確認と券面情報の読み取りをワンタッチで行えるようになっている。

本サービスは、レンタカー事業者による利用者の免許情報確認や、物流・運送事業者による運転手の免許携帯確認などの業務効率化を支援する。マイナ免許証の運用開始に合わせて提供されるこのライブラリは、事業者のスムーズな対応を可能にし、業務プロセスの簡略化に貢献するだろう。

マイナ免許証の機能まとめ

iTrust本人確認サービスの詳細はこちら

免許証カードAPについて

免許証カードAPとは、警察庁が開発したマイナンバーカードのICチップに搭載されるアプリケーションのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• マイナンバーカードのICチップ内の空き領域に格納される専用アプリケーション
• 運転免許証の電子的な情報を安全に保管・管理
• 電子署名による情報の真正性確認が可能

免許証カードAPの導入により、従来の物理的な運転免許証をマイナンバーカードに統合することが可能になった。このアプリケーションは、iTrust本人確認サービスのライブラリを通じて読み取られ、レンタカーの利用や運転手の資格確認など、様々な業務での活用が期待されている。

マイナ免許証の導入に関する考察

マイナ免許証の導入は、デジタル社会における本人確認手段の効率化という観点で重要な一歩となる。特にレンタカー事業者や物流・運送事業者にとって、従来の目視確認から電子的な確認への移行は、業務効率の大幅な向上につながることが期待できるだろう。

一方で、システム導入やアプリケーション開発にかかるコストが事業者にとって課題となる可能性がある。また、マイナンバーカードの普及率や、ICチップ読み取り機器の整備状況によっては、移行期間中の二重運用が必要になることも考えられるだろう。

今後は、より多くの事業者がマイナ免許証に対応したシステムを導入できるよう、導入支援や補助金制度の整備が望まれる。さらに、他の本人確認手段との連携や、より幅広い業種での活用可能性を模索することで、デジタル社会における本人確認基盤としての価値が高まっていくだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「サイバートラストのiTrust本人確認サービスがマイナ免許証に対応 | サイバートラスト株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000086813.html, (参照 25-02-20).

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