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公開：2025-02-21

CICがGlobal CityTech Bridge採択プロジェクトを発表、11の協働プロジェクトで都市課題の解決を目指す

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• CICがGlobal CityTech Bridge 2024年度採択プロジェクトを発表
• 計11のCityTechスタートアップと企業の協働プロジェクトを選定
• 環境、建設、人流解析など幅広い分野でイノベーションを推進

CICがCityTechイノベーション推進プロジェクトの採択企業を発表

CICは2025年2月20日、東京都グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業「Global CityTech Bridge」の2024年度採択プロジェクトとして11の協働プロジェクトを選定したことを発表した。本プロジェクトは大都市関連テクノロジー（CityTech）のイノベーション創出と社会実装を目指し、英国のイノベーション創出機関Connected Places Catapultと連携して実施されるものだ。^[1]

採択されたプロジェクトには、エンドファイトによる環境再生型都市緑化モデルの検証やコーピーによる空調出力最適化AIソリューションの開発、Delight Flowによる渋谷駅周辺の人流データ解析など、多岐にわたる取り組みが含まれている。各プロジェクトでは社会実装パートナー企業とともに、実証機会の提供や経済的支援、海外市場展開支援などが行われることになった。

NewNorm Designは清水建設やサッポロ不動産開発と連携し、サステナブル建材プラットフォーム「matinno」の展開を進めることが決定した。また、PBADAOは渋谷区や清水建設とポイントエコシステムとカーボンクレジットを組み合わせた取り組みを実施することとなり、スマートシティの実現に向けた動きが本格化している。

Global CityTech Bridge 2024年度採択プロジェクトまとめ

CityTechについて

CityTechとは、大都市関連テクノロジーの総称であり、都市の課題解決や発展に寄与する技術を指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• スマートシティ実現に向けた基盤技術
• モビリティやエネルギー等の都市インフラに関する技術
• 脱炭素や資源循環などの環境技術

Global CityTech Bridgeでは、これらのCityTech分野のイノベーション創出を目指し、スタートアップと大手企業のマッチングや実証機会の提供を行っている。採択された11のプロジェクトは、いずれも都市課題の解決に向けた先進的な取り組みとなっており、今後の展開が注目される。

Global CityTech Bridgeに関する考察

採択された11のプロジェクトは、環境・省エネ・人流解析など多岐にわたる分野をカバーしており、都市が抱える様々な課題に対する包括的なアプローチが期待できる。特に、各プロジェクトが大手企業や自治体との協働を前提としている点は、実用化に向けた具体的な道筋を示すものとして評価できるだろう。

今後の課題として、各プロジェクトの成果を実際の都市環境に実装する際の規制対応や、既存インフラとの整合性確保が挙げられる。また、実証実験の結果を踏まえた事業モデルの確立や、海外展開に向けた現地パートナーとの連携強化も重要な検討事項となるはずだ。

将来的には、採択プロジェクト間の連携や相互補完的な取り組みの創出も期待される。データ連携基盤の整備や共通APIの策定など、プロジェクト横断的な取り組みによって、より大きな相乗効果が生まれる可能性が高いだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「『 Global CityTech Bridge』（東京都グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業）2024 年度採択プロジェクトを決定！ | CIC Japan合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000063842.html, (参照 25-02-21).
2. NEC. https://jpn.nec.com/

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