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公開：2025-02-21

Fixstars Amplifyが量子コンピューティングクラウドサービスに富士通デジタルアニーラを標準マシンとして追加、組み合わせ最適化問題の解決を効率化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Fixstars Amplifyがデジタルアニーラオプションのサービス提供を開始
• 富士通のデジタルアニーラが標準マシンとして新たに追加
• 大規模な組み合わせ最適化問題を手軽に解決可能に

Fixstars Amplifyが富士通デジタルアニーラを標準マシンとして提供開始

株式会社Fixstars Amplifyは2025年2月18日、量子コンピューティングクラウドサービス「Fixstars Amplify」の標準マシンに富士通株式会社が提供する「Fujitsu Computing as a Service Digital Annealer」を追加し、「Fixstars Amplify 富士通デジタルアニーラオプション」として提供を開始したと発表した。ベンダー各社と個別にマシン利用契約を行うことなく利用できる標準マシンとして組み込まれることで、デジタルアニーラの利用がより容易になるだろう。^[1]

デジタルアニーラは量子現象に着想を得たコンピューティング技術であり、現在の汎用コンピュータでは解くことが困難な大規模な組み合わせ最適化問題を高速に処理することが可能である。最新の第4世代デジタルアニーラは10万ビット規模の課題に対応しており、ビット間全結合による使いやすさと64bit階調の高精度を実現している。

Fixstars Amplify 富士通デジタルアニーラオプションの利用料金は月額50万円から提供されており、ユーザー登録後すぐに利用可能な体制が整えられている。Fixstars Amplifyのユーザー登録を行うと無料トークンが自動的に付与され、導入前の試用も可能となっている。

Fixstars Amplify 富士通デジタルアニーラオプションの特徴

組み合わせ最適化問題について

組み合わせ最適化問題とは、製造、物流、金融など様々な業界で計算ニーズの高い問題のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 考えられる組み合わせパターンの中から最適な組み合わせを探索
• 物流の輸送計画や製造計画などの効率化に活用
• 変数や条件が増えるほど組み合わせパターンが急増

デジタルアニーラは、IT機器製造会社における倉庫内部品集約作業の効率化や海運会社における自動車専用船の積み付け計画作成業務効率化、電力会社における配電応需計画最適化など、様々な業界で導入効果を上げている。量子コンピューティング技術の活用により、より複雑な組み合わせ最適化問題の解決が可能となっている。

参考サイト

1. ^ 株式会社フィックスターズ. 「Fixstars Amplify、富士通「デジタルアニーラ*」提供開始 - ニュース一覧 - 株式会社フィックスターズ」. https://news.fixstars.com/5257/, (参照 25-02-21).

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