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公開：2025-02-22

カワスイ川崎水族館が団体予約システムをデジタル化、政府方針に先駆けFAX廃止で年間2000時間の業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• カワスイ川崎水族館の団体予約システムが完全デジタル化
• FAX廃止により年間2,000時間の業務効率化を実現
• 政府の教育現場FAX廃止方針に先駆けた先進事例

カワスイ川崎水族館の団体予約システムのデジタル化による業務改善効果

sento.group合同会社は川崎水族館の団体予約システムを全面的にデジタル化し2023年10月1日よりFAXを廃止してオンライン予約への完全移行を実現した。実運用開始から約1年が経過し効果が明確になったことを受けて発表を行い、政府が2023年12月20日のデジタル行財政改革会議で示した2025年度末までの教育現場でのFAX利用と押印の原則廃止方針に沿った先進事例として注目を集めている。^[1]

カワスイでは来館実績において顕著な成果が表れており、2022年4月から2023年3月と2023年4月から2024年4月の年間比較では人数ベースで193.7%増加し団体数は188%増加を記録している。継続来館団体の比率も2022年度から2023年度の10.3%から2023年度から2024年度では19.2%と8.9ポイントの増加が見られ、デジタル化による利便性向上が団体のリピート利用を促進する結果となった。

オンライン予約システムでは減免申請書の提出に対応した入力フォームを採用し利用者の利便性を向上させている。予約後も学校側など申込者側が編集可能なURLリンクを発行することで登録などの面倒な作業が不要となり、来場人数の変更などが生じた際は申込者が変更できることでFAXでのやり取りが不要になった。

カワスイ川崎水族館のデジタル化による効果まとめ

デジタルトランスフォーメーションについて

デジタルトランスフォーメーション（DX）とは、デジタル技術を活用して業務プロセスや組織文化を変革し、顧客価値や業務効率を向上させる取り組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 従来のアナログ作業をデジタル化し業務効率を向上
• 顧客体験の向上とサービス品質の改善を実現
• データ活用による意思決定と経営改善を促進

カワスイ川崎水族館のケースでは、FAXによる予約システムをオンライン化することで年間2,000時間の業務時間削減と8,000枚の紙削減を実現している。このデジタル化により利用者の利便性が向上し、来館者数の増加や継続来館率の向上といった具体的な成果につながっている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「sento.group 2025年度FAX廃止に先駆け川崎水族館の団体予約のデジタル化を実現 | sento.group合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000143795.html, (参照 25-02-22).

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