株式会社明日香が保育士のウェアラブルカメラ活用調査を実施、9割以上が他の保育士の目線に興味を示す
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PR TIMES より
記事の要約
- 保育士の75.5%が動画活用経験あり、91.9%が他の保育士の目線に興味
- 他の保育士から知りたいことは「トラブル場面での対応方法」が最多
- 保育士目線の動画化で「他の保育士の良い実践方法の習得」に期待
保育士のウェアラブルカメラ活用による保育の質向上への取り組み
株式会社明日香は子ねくとラボを通じて、保育士110名を対象とした保育現場での動画活用に関する意識調査を2025年2月21日に公開した。調査では現役保育士の75.5%が保育活動の振り返りや研修で動画活用の経験があり、91.9%が他の保育士の目線や子どもへの声かけの仕方に興味を持っていることが明らかになっている。[1]
保育士が他の保育士から知りたい・学びたい内容については、トラブル場面での対応方法が60.4%で最多となり、次いで子どもへの声かけ・関わり方のテクニックが52.5%となった。特にリーダーの保育士の目線を見てみたいという回答が58.4%と最も高く、経験豊富な保育士の保育技術への関心の高さが際立つ結果となっている。
保育士目線を動画化・活用することのメリットとしては、他の保育士の良い実践方法を学べることが49.1%で最多となり、園全体の保育の質向上への期待が47.3%で続いた。導入に向けては撮影しやすい業務スケジュールの調整が40.9%と最も多く要望されており、実践的な活用に向けた環境整備の必要性が浮き彫りとなっている。
保育現場での動画活用に関する調査結果まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
動画活用経験 | 定期的に実施:54.6%、過去に試行:20.9%、未経験:24.5% |
他の保育士への関心 | 非常に興味がある:51.0%、やや興味がある:40.9% |
知りたい内容TOP3 | トラブル対応:60.4%、声かけ技術:52.5%、保育活動展開:48.5% |
期待されるメリット | 良い実践方法の習得:49.1%、保育の質向上:47.3% |
必要なサポート | 業務スケジュール調整:40.9%、安全な保管・共有:36.4% |
ドキュメンテーションについて
ドキュメンテーションとは、保育活動の記録や実践内容を文書化・可視化する取り組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 子どもの成長や活動の経過を客観的に記録
- 保育士間での情報共有や振り返りに活用
- 保護者への保育内容の説明や理解促進に寄与
現代の保育現場では、従来の文字や写真による記録に加え、動画を活用したドキュメンテーションの重要性が高まっている。子ねくとラボの調査でも16.4%の保育士が動画を活用したドキュメンテーションに期待を示しており、保育の質向上や職員間の情報共有に有効な手段として注目を集めている。
保育現場での動画活用に関する考察
保育士の目線を動画化することで、これまで言葉や文章では伝えきれなかった保育技術や子どもとの関わり方を視覚的に共有できるようになる可能性が高い。特にトラブル場面での対応方法や声かけのテクニックなど、実践的なスキルの習得において動画活用は大きな効果を発揮するだろう。
一方で、撮影時の業務負担や個人情報の取り扱いなど、運用面での課題も予想される。これらの課題に対しては、業務スケジュールの調整や明確なガイドラインの策定、さらには専門的なサポート体制の構築が必要となってくるだろう。
保育現場における ICT活用は今後さらに加速することが予想され、動画を活用した保育の質向上の取り組みは新たな可能性を開くものとなる。ウェアラブルカメラの活用は、保育士の技術向上や職員間の情報共有を促進し、より良い保育環境の実現に貢献するものと期待される。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「【保育士にウェアラブルカメラ装着で目線の共有】9割以上の保育士が、他の保育士の目線や子どもへの声かけの仕方に「興味がある」と回答 「トラブル場面での対応方法」を学びたいなど | 株式会社 明日香のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000142.000043389.html, (参照 25-02-22).
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