【CVE-2024-13573】WordPressプラグインZigaform Form Builder Liteに深刻な脆弱性、早急な対応が必要
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記事の要約
- Zigaform Form Builder Liteに格納型XSSの脆弱性
- バージョン7.4.2以前が影響を受ける深刻な問題
- Contributor以上の権限で任意のスクリプト実行が可能
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WordPressプラグインZigaform Form Builder Liteの深刻な脆弱性
WordFenceは2025年2月18日、WordPressプラグイン「Zigaform Form Builder Lite」にContributor以上の権限を持つユーザーが悪用可能な格納型クロスサイトスクリプティング脆弱性を発見したと発表した。この脆弱性は「zgfm_rfvar」ショートコードにおける入力値の不適切なサニタイズと出力エスケープに起因している。[1]
この脆弱性はバージョン7.4.2以前のすべてのバージョンに影響を与えるもので、CVE-2024-13573として識別されている。CVSS v3.1での評価では、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低く、攻撃に必要な特権レベルは低いものの、ユーザーの関与は不要とされている。
Wordfenceの脆弱性研究者Peter Thaleikisによって発見されたこの問題は、悪意のあるスクリプトを注入された際にページにアクセスしたユーザーの環境で実行される可能性がある。スコープはChanged(変更あり)とされ、機密性と完全性への影響はともに低いと評価されている。
Zigaform Form Builder Liteの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13573 |
影響を受けるバージョン | 7.4.2以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | 格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
CVSSスコア | 6.4(深刻度:中) |
攻撃に必要な条件 | Contributor以上の権限が必要 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションにおける代表的な脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃成功時にユーザーのブラウザでスクリプトが実行可能
- Cookieの窃取やセッションハイジャックなどの攻撃に悪用される
Zigaform Form Builder Liteの場合、「zgfm_rfvar」ショートコードを介して注入された悪意のあるスクリプトが、ページにアクセスした一般ユーザーの環境で実行される可能性がある。この種の攻撃は持続的な影響を持つ可能性があり、早急な対策が必要となる。
Zigaform Form Builder Liteの脆弱性に関する考察
Zigaform Form Builder Liteの脆弱性は、WordPressプラグインのセキュリティ設計における重要な課題を浮き彫りにしている。特にContributor以上の権限を持つユーザーによって悪用される可能性があることから、プラグインの権限管理とコード品質の両面での改善が求められているだろう。今後は入力値のサニタイズと出力エスケープの実装を徹底し、セキュリティテストの強化が必要となる。
この脆弱性の影響を受けるサイトでは、悪意のあるスクリプトが注入された場合、訪問者全員が潜在的な攻撃対象となる危険性がある。対策としては、プラグインの早急なアップデートはもちろん、Contributorなどの権限を持つユーザーアカウントの厳格な管理とモニタリングの強化が重要となるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発者向けのセキュリティガイドラインの整備や、コードレビューの強化が望まれる。特にショートコードの実装における入力検証とエスケープ処理については、より厳格なルールの策定と遵守が必要だ。WordPressエコシステム全体のセキュリティ向上に向けた取り組みが期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13573, (参照 25-02-27).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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