【CVE-2024-13578】WP-BibTeX 3.0.1以前のバージョンにXSS脆弱性、Contributor以上の権限で攻撃可能に
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記事の要約
- WP-BibTeXプラグインにXSS脆弱性が発見された
- Contributor以上の権限を持つユーザーが攻撃可能
- 影響を受けるバージョンは3.0.1以前
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WP-BibTeX 3.0.1以前のバージョンにXSS脆弱性
WordfenceはWordPress用プラグインWP-BibTeXにストアドクロスサイトスクリプティング脆弱性を発見し、2025年2月18日に公開した。この脆弱性は、プラグインのWpBibTeXショートコードにおける入力サニタイズと出力エスケープが不十分であることに起因している。【CVE-2024-13578】として識別されるこの問題は、バージョン3.0.1以前のすべてのバージョンに影響を与えることが判明した。[1]
この脆弱性を利用することで、Contributor以上の権限を持つ認証済みの攻撃者がページに任意のWebスクリプトを挿入することが可能となっている。挿入されたスクリプトは、影響を受けるページにアクセスしたユーザーのブラウザ上で実行される可能性があるため、早急な対応が必要とされている。
CVSSスコアは6.4(中程度)と評価されており、攻撃元区分はネットワーク経由、攻撃条件の複雑さは低いとされている。また、この脆弱性の悪用には認証が必要であり、機密性と完全性への影響は限定的であるものの、可用性への影響は確認されていない。
WP-BibTeX 3.0.1の脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13578 |
脆弱性のタイプ | ストアドクロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
影響を受けるバージョン | 3.0.1以前のすべてのバージョン |
CVSSスコア | 6.4(中程度) |
必要な権限 | Contributor以上 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションに存在する脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 攻撃が成功すると、ユーザーのブラウザ上で不正なスクリプトが実行される
- セッションの乗っ取りやフィッシング詐欺などの攻撃に悪用される可能性がある
WP-BibTeXの脆弱性は、特にプラグインのショートコード機能における入力値の検証と出力のエスケープ処理が不十分であることに起因している。この種の脆弱性は、入力値の適切なサニタイズ処理と出力時のエスケープ処理を実装することで防ぐことが可能だ。
WP-BibTeXの脆弱性に関する考察
WP-BibTeXの脆弱性は、Contributor以上の権限を持つユーザーのみが悪用可能であることから、被害の範囲は限定的であると考えられる。しかし、WordPressサイトでは複数の執筆者やエディターが存在することが一般的であり、これらのユーザーアカウントが乗っ取られた場合、深刻な被害につながる可能性がある。
今後は、プラグイン開発者がセキュリティテストを強化し、特にユーザー入力を扱う機能については厳密な検証を行うことが重要となるだろう。また、WordPressコミュニティ全体として、プラグインのセキュリティレビューをより厳格化し、脆弱性の早期発見と修正を促進する仕組みづくりが必要とされている。
WP-BibTeXの事例は、オープンソースプラグインのセキュリティ管理の重要性を再認識させる機会となった。プラグイン開発者には、定期的なセキュリティ監査の実施や、セキュアコーディングガイドラインの遵守が求められる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13578, (参照 25-02-27).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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