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【CVE-2024-13587】WordPressプラグインZigaformに深刻な脆弱性、認証済みユーザーによる攻撃のリスクが浮上

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPressプラグインZigaformに重大な脆弱性が発見
  • 認証済みユーザーによる任意のスクリプト実行が可能に
  • バージョン7.4.2以前のすべてのバージョンが影響を受ける

WordPressプラグインZigaform 7.4.2以前のバージョンでXSS脆弱性が発見

WordPressのプラグイン「Zigaform – Price Calculator & Cost Estimation Form Builder Lite」において、バージョン7.4.2以前のすべてのバージョンで深刻な脆弱性が2025年2月18日に発見された。この脆弱性は、プラグインのzgfm_fvarショートコードにおける入力サニタイズと出力エスケープの不備に起因しており、CVE-2024-13587として識別されている。[1]

この脆弱性により、Contributorレベル以上の権限を持つ認証済みユーザーが、Webページ上で任意のスクリプトを実行することが可能となった。攻撃者は悪意のあるスクリプトを注入することで、そのページにアクセスしたユーザーの環境で不正なコードを実行できる可能性がある。

脆弱性の深刻度はCVSS v3.1で6.4(中程度)と評価されており、ネットワークからのアクセスが可能で攻撃の複雑さは低いとされている。特権レベルは低く必要であるものの、ユーザーの操作は不要であり、影響範囲は変更される可能性があるとWordFenceは報告している。

Zigaform脆弱性の詳細情報まとめ

項目 詳細
CVE ID CVE-2024-13587
影響を受けるバージョン 7.4.2以前のすべてのバージョン
脆弱性のタイプ 格納型クロスサイトスクリプティング
CVSS評価 6.4(中程度)
必要な権限レベル Contributor以上

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力データが適切にサニタイズされずにページに出力される
  • 注入されたスクリプトは閲覧者のブラウザ上で実行される
  • セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される可能性がある

WordPressプラグインのXSS脆弱性は、特に認証済みユーザーが攻撃者である場合に深刻な影響をもたらす可能性がある。プラグインの入力値の検証やエスケープ処理が不十分な場合、攻撃者は管理画面やフロントエンド上で悪意のあるスクリプトを実行できる状態となる。

Zigaform脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、特にショートコードの実装において慎重な対応が必要となることを示している。プラグイン開発者は入力値のサニタイズと出力のエスケープを徹底的に行い、ユーザー入力を扱う際のセキュリティ対策を強化する必要があるだろう。

今後は類似の脆弱性を防ぐため、WordPressプラグインのセキュリティレビューをより厳格化することが求められる。特にContributorレベルの権限を持つユーザーによる攻撃を想定したセキュリティテストの実施や、定期的なコードレビューの実施が重要となってくるだろう。

また、プラグインユーザーにとっては、定期的なバージョン更新の重要性が再認識される結果となった。脆弱性が発見された際の迅速なアップデート対応と、使用していないプラグインの削除など、適切なプラグイン管理の実施が不可欠である。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13587, (参照 25-02-27).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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