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【CVE-2025-0521】Post SMTPプラグインに未認証のクロスサイトスクリプティング脆弱性、早急な対応が必要に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Post SMTP 3.0.2以前のバージョンに深刻な脆弱性
  • 未認証の攻撃者によるクロスサイトスクリプティングが可能
  • from、subjectパラメータの入力検証に問題

Post SMTPプラグイン3.0.2の脆弱性

WordPressプラグインのPost SMTP 3.0.2以前のバージョンにおいて、fromとsubjectパラメータの入力検証と出力エスケープが不十分であることが2025年2月18日に公開された。この脆弱性により、認証されていない攻撃者が任意のWebスクリプトを注入し、ユーザーがアクセスした際に実行される可能性があることが判明している。[1]

脆弱性はCVE-2025-0521として識別されており、CVSSスコアは7.2でHigh(高)と評価されている。攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、特権も不要とされているが、ユーザーの関与が必要とされ、影響の想定範囲に変更があるとされている。

この脆弱性はWordfenceによって発見され、CISAによってSSVCとして評価されている。自動化可能な脆弱性であり、技術的な影響は部分的とされ、悪用された場合にはユーザーのブラウザ上で不正なスクリプトが実行される可能性がある。

Post SMTP 3.0.2の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-0521
影響を受けるバージョン 3.0.2以前
脆弱性の種類 クロスサイトスクリプティング(CWE-79)
CVSSスコア 7.2(High)
発見者 D.Sim

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションに存在する脆弱性の一種であり、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる問題を指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 入力値の不適切な検証により発生する脆弱性
  • ユーザーのブラウザ上で不正なスクリプトが実行可能
  • Cookie盗取やセッションハイジャックのリスクがある

Post SMTPプラグインの場合、fromとsubjectパラメータにおける入力検証と出力エスケープが不十分であることが問題となっている。この脆弱性により、認証されていない攻撃者が任意のスクリプトを注入し、そのページにアクセスしたユーザーのブラウザ上でスクリプトが実行される可能性がある。

Post SMTP脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が必要となっている。特にPost SMTPのような広く利用されているプラグインの場合、多くのサイトが影響を受ける可能性があり、攻撃者による悪用のリスクも高まることが予想される。

今後の対策として、プラグイン開発者による入力値の厳密な検証と適切なエスケープ処理の実装が不可欠である。同時に、WordPressサイトの管理者は定期的なプラグインのアップデートとセキュリティ監査の実施を徹底する必要があるだろう。

長期的な視点では、WordPressエコシステム全体でのセキュリティ対策の強化が求められる。プラグイン開発者向けのセキュリティガイドラインの整備や、脆弱性検出ツールの改善など、予防的なアプローチの重要性が増していくと考えられる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0521, (参照 25-02-27).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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