【CVE-2025-0864】Active Products Tables for WooCommerceに深刻な脆弱性、クロスサイトスクリプティングの危険性が浮上
スポンサーリンク
記事の要約
- Active Products Tables for WooCommerceにXSSの脆弱性が発見
- バージョン1.0.6.6以前に影響するセキュリティ上の問題
- 不正なスクリプト実行が可能になる危険性
スポンサーリンク
WordfenceがActive Products Tables for WooCommerceの脆弱性を報告
Wordfenceは2025年2月18日、WordPress用プラグインActive Products Tables for WooCommerceにReflected Cross-Site Scripting(XSS)の脆弱性を発見したことを報告した。この脆弱性は、バージョン1.0.6.6以前のプラグインに影響を与えるもので、不適切な入力サニタイズと出力エスケープに起因している。[1]
CVSSスコアは6.1(MEDIUM)と評価されており、攻撃者は認証なしで攻撃を実行できる可能性がある。この脆弱性は'shortcodes_set'パラメータを介して悪用され、ユーザーが特定のリンクをクリックするなどの操作を行った場合に不正なスクリプトが実行される危険性がある。
WordfenceのBrian Sans-Souci氏によって発見されたこの脆弱性は、CWE-79(クロスサイトスクリプティング)に分類される。攻撃者はユーザーを欺いて特定の操作を実行させることで、Webページ上で任意のスクリプトを実行できる可能性があるため、早急な対応が求められている。
Active Products Tables for WooCommerceの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-0864 |
影響を受けるバージョン | 1.0.6.6以前 |
CVSSスコア | 6.1(MEDIUM) |
脆弱性の種類 | Reflected Cross-Site Scripting |
攻撃条件 | 認証不要、ユーザーの操作が必要 |
発見者 | Brian Sans-Souci |
スポンサーリンク
クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションにおける重大なセキュリティ脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力データが適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃者は Cookie の窃取やセッションハイジャックなどの攻撃が可能
- ユーザーの操作を必要とするリフレクティブXSSと、永続的に影響を与えるストアドXSSが存在
WordPressプラグインのActive Products Tables for WooCommerceで発見された脆弱性は、'shortcodes_set'パラメータを介したリフレクティブXSSの典型例である。入力値の適切なサニタイズとエスケープ処理が実装されていないため、攻撃者がユーザーを欺いて特定の操作を実行させることで、不正なスクリプトを実行できる可能性がある問題が存在している。
WooCommerceプラグインの脆弱性に関する考察
WooCommerceプラグインの脆弱性は、ECサイトを運営する多くのWordPressユーザーに影響を与える可能性があるため、早急な対応が必要不可欠である。プラグイン開発者は入力値のバリデーションとサニタイズ処理を徹底的に実装し、出力時のエスケープ処理も確実に行うことで、同様の脆弱性の再発を防ぐ必要があるだろう。
今後は、プラグインの開発段階でセキュリティテストを強化し、コードレビューの徹底やセキュリティスキャンツールの活用が重要になってくる。特にECサイト向けプラグインは決済情報など重要なデータを扱うため、より厳格なセキュリティ基準の導入と定期的な脆弱性診断の実施が望まれるだろう。
クロスサイトスクリプティングの脆弱性は、適切な対策を講じることで防ぐことが可能である。プラグイン開発者はセキュアコーディングのベストプラクティスに従い、適切な入力検証と出力エスケープを実装する必要がある。また、WordPressコミュニティ全体でセキュリティ意識を高め、脆弱性情報の共有と迅速な対応が重要になってくるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0864, (参照 25-02-27).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- GoogleがGemini Code Assistの無料版を公開、月間18万回のコード補完と全言語サポートで開発者を支援
- サムスン電子ジャパンがSamsung Walletを国内提供開始、スマートフォン1台で財布機能を完結
- .NET Aspire 9.1が6つの新ダッシュボード機能を実装、開発者の生産性向上とリソース管理の効率化を実現
- GoogleがGoogle Voiceに通話委任機能を追加、ビジネスコミュニケーションの効率化に貢献
- 【CVE-2024-13155】Unlimited Elements For Elementor 1.5.140以前に脆弱性、認証済みユーザーによる攻撃が可能に
- 【CVE-2024-13227】Rank Math SEOプラグインにXSS脆弱性、Contributor権限で攻撃可能な状態に
- 【CVE-2024-13229】Rank Math SEO 1.0.235に認証不備の脆弱性、メタデータ削除のリスクが発覚
- 【CVE-2024-13315】Shopwarden 1.0.11にCSRF脆弱性が発見、管理者権限の悪用リスクが浮上
- 【CVE-2024-13316】WordPressプラグインScratch & Winに認証回避の脆弱性、未認証ユーザーによるクーポン作成が可能な状態に
- 【CVE-2024-13343】WooCommerce Customers Manager 31.3に特権昇格の脆弱性、認証済みユーザーによる管理者権限取得が可能に
スポンサーリンク