【CVE-2025-1005】ElementsKit Elementor 3.4.0以前のバージョンに深刻な脆弱性、認証済みユーザーによる攻撃の可能性
スポンサーリンク
記事の要約
- ElementsKit Elementorのバージョン3.4.0以前に脆弱性が発見
- 認証済みユーザーによる任意のスクリプト実行が可能な状態
- WordfenceがCVE-2025-1005として報告し対策を促進
スポンサーリンク
ElementsKit ElementorのImage Accordionウィジェットに存在する深刻な脆弱性
Wordfenceは2025年2月15日、WordPressプラグイン「ElementsKit Elementor」のバージョン3.4.0以前に存在するクロスサイトスクリプティングの脆弱性を発見し公開した。CVSSスコア6.4を記録したこの脆弱性は、Image Accordionウィジェットにおける入力値の検証とエスケープ処理が不十分であることに起因している。[1]
この脆弱性は認証済みユーザー、特にContributor以上の権限を持つユーザーによって悪用される可能性がある深刻な問題として報告されている。攻撃者は任意のWebスクリプトをページに挿入することが可能であり、そのスクリプトは影響を受けるページにアクセスした一般ユーザーの環境で実行される危険性が指摘された。
Wordfenceのセキュリティ研究者Craig Smithによって発見されたこの脆弱性は、CVSS 3.1で評価されMediumレベルの深刻度と判定された。この脆弱性はネットワークからアクセス可能で攻撃の複雑さは低く、特権が必要とされるものの、ユーザーの操作を必要としない特徴を持っていることが明らかになった。
ElementsKit Elementorの脆弱性詳細まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-1005 |
影響を受けるバージョン | 3.4.0以前の全バージョン |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
CVSSスコア | 6.4(Medium) |
発見者 | Craig Smith |
公開日 | 2025年2月15日 |
スポンサーリンク
クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことを可能にする深刻な問題である。以下に主な特徴を示す。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- Cookie窃取やセッションハイジャックなどの攻撃に悪用される
ElementsKit Elementorの事例では、Image Accordionウィジェットにおける入力値の検証とエスケープ処理が不十分であることが原因となっている。この種の脆弱性は、特に認証済みユーザーが存在するWordPressのような環境では、攻撃者がContributor以上の権限を取得することで容易に悪用される可能性があるため、早急な対策が求められる。
ElementsKit Elementorの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト運営者にとって深刻な問題となる可能性が高く、特に認証済みユーザーによって悪用される可能性がある場合はより慎重な対応が求められる。ElementsKit Elementorの場合、Image Accordionウィジェットという広く使用される機能に脆弱性が存在することから、多くのサイトが影響を受ける可能性があるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者はユーザー入力値の検証とエスケープ処理を徹底する必要がある。特にWordPressのようなCMSでは、プラグインの開発時からセキュリティを考慮した設計と実装が重要であり、定期的なセキュリティ監査やコードレビューの実施が望まれるだろう。
さらにWordPressコミュニティ全体として、セキュリティベストプラクティスの共有や開発者向けのセキュリティガイドラインの整備が必要となる。プラグインのセキュリティ品質向上には、開発者とセキュリティ研究者の継続的な協力が不可欠だ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1005, (参照 25-02-27).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- GoogleがGemini Code Assistの無料版を公開、月間18万回のコード補完と全言語サポートで開発者を支援
- サムスン電子ジャパンがSamsung Walletを国内提供開始、スマートフォン1台で財布機能を完結
- .NET Aspire 9.1が6つの新ダッシュボード機能を実装、開発者の生産性向上とリソース管理の効率化を実現
- GoogleがGoogle Voiceに通話委任機能を追加、ビジネスコミュニケーションの効率化に貢献
- 【CVE-2024-13155】Unlimited Elements For Elementor 1.5.140以前に脆弱性、認証済みユーザーによる攻撃が可能に
- 【CVE-2024-13227】Rank Math SEOプラグインにXSS脆弱性、Contributor権限で攻撃可能な状態に
- 【CVE-2024-13229】Rank Math SEO 1.0.235に認証不備の脆弱性、メタデータ削除のリスクが発覚
- 【CVE-2024-13315】Shopwarden 1.0.11にCSRF脆弱性が発見、管理者権限の悪用リスクが浮上
- 【CVE-2024-13316】WordPressプラグインScratch & Winに認証回避の脆弱性、未認証ユーザーによるクーポン作成が可能な状態に
- 【CVE-2024-13343】WooCommerce Customers Manager 31.3に特権昇格の脆弱性、認証済みユーザーによる管理者権限取得が可能に
スポンサーリンク