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【CVE-2024-13595】WordPress用プラグインSimple Signup Form 1.6.5でSQL注入の脆弱性が発見、データベースからの情報漏洩のリスクに

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Simple Signup Form 1.6.5以前にSQL注入の脆弱性
  • Contributor以上の権限で任意のSQLクエリが実行可能
  • ssf shortcodeのidパラメータが適切にエスケープされず

WordPress用プラグインSimple Signup Form 1.6.5のSQL注入の脆弱性

WordPressプラグインSimple Signup Formの開発元は2025年2月18日、バージョン1.6.5以前に深刻な脆弱性が存在することを公表した。この脆弱性は【CVE-2024-13595】として識別されており、CVSSスコアは6.5(Medium)と評価されている。[1]

この脆弱性は、プラグインのssf shortcodeのidパラメータに対する入力値の検証が不十分であることに起因している。攻撃者は既存のSQLクエリに追加のクエリを挿入することで、データベースから機密情報を抽出できる可能性があるだろう。

特筆すべき点として、この脆弱性の悪用にはContributor以上の権限を持つ認証済みユーザーアカウントが必要となる。攻撃には特別な技術的知識は不要とされており、NVDの評価では攻撃条件の複雑さは「Low」と判定されている。

Simple Signup Form 1.6.5の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-13595
影響を受けるバージョン 1.6.5以前の全バージョン
脆弱性のタイプ SQL注入(CWE-89)
CVSSスコア 6.5(Medium)
必要な権限 Contributor以上
影響 データベースからの機密情報漏洩の可能性

SQL注入について

SQL注入とは、Webアプリケーションのデータベースに対して不正なSQLクエリを挿入し、データベースを操作する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 入力値の検証が不十分な場合に発生する脆弱性
  • データベースの読み取りや改ざんが可能
  • 認証のバイパスや権限昇格に悪用される可能性

Simple Signup Formの脆弱性では、ssf shortcodeのidパラメータに対する入力値の検証が不十分であることが問題となっている。攻撃者は既存のSQLクエリに追加のクエリを挿入することで、データベースから機密情報を抽出できる可能性がある。

Simple Signup Formの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、プラグインの広範な利用状況を考慮すると深刻な影響をもたらす可能性がある。Simple Signup Formの場合、認証済みユーザーのみが攻撃可能という制限があるものの、内部犯行やアカウント乗っ取りのリスクを考えると、早急な対策が必要となるだろう。

今後の対策としては、入力値のバリデーションとエスケープ処理の強化が必要不可欠である。プリペアドステートメントの採用やWAFの導入によって、SQL注入攻撃のリスクを大幅に軽減できる可能性が高いだろう。

開発者コミュニティにおいては、セキュリティテストの重要性が再認識される契機となるはずだ。特にオープンソースプロジェクトでは、コードレビューの段階でセキュリティの観点からの確認を徹底することが望まれる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13595, (参照 25-03-01).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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