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公開：2025-03-04

富士通が800Gbps光伝送モジュール1FINITY P300を発表、データセンター間の高速通信と省電力化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 富士通が800Gbps光伝送プラガブルモジュールを発表
• 低消費電力とコスト削減を実現する光電融合技術を採用
• 2025年後半からグローバルで提供開始予定

富士通の新型光伝送モジュール1FINITY P300がAI時代のデータセンターを支援

富士通株式会社は急増するAIの普及に対応するため、データセンター間を800Gbpsの大容量で接続できるプラガブルモジュール「Fujitsu Network 1FINITY P300」の販売活動を2025年3月3日より開始した。光電融合技術を採用することでトランスポンダー装置が不要となり、データセンター間ネットワークの消費電力とコストを大幅に削減することが可能となっている。^[1]

1FINITY P300は日本製の商用OSFPプラガブルモジュールとして、最先端の3nmデジタルシグナルプロセッサ半導体技術を搭載することで高品質かつ高信頼な伝送を実現している。オープンな標準規格に準拠しているため、富士通の1FINITY Tシリーズだけでなく国内外の様々な通信機器ベンダーの製品との接続が可能となった。

富士通は本シリーズにおいて、毎秒1.6テラビット以上の帯域拡張製品の開発も計画している。1FINITYシリーズを通じて高信頼かつ低遅延でありながら環境負荷を低減した光ネットワークの構築と社会実装を支援し、サステナブルなネットワーク社会の実現に向けて取り組みを進めている。

1FINITY P300の主な特長まとめ

光電融合技術について

光電融合技術とは、電気信号と光信号を扱う回路を一体化させることで、情報処理の高速化と省電力化を実現する革新的な技術である。以下のような特徴を持っている。

• 電気信号と光信号の変換効率を向上させ、高速データ伝送を実現
• 信号変換時のエネルギー損失を最小限に抑え、消費電力を削減
• 回路の集積度を高めることで、装置の小型化とコスト削減に貢献

1FINITY P300に搭載された光電融合技術により、従来必要だったトランスポンダー装置を省略することが可能となった。この技術革新によってデータセンター間のネットワーク構築における消費電力とコストの大幅な削減を実現し、増大するデータトラフィックに効率的に対応できるようになっている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「データセンター間を800Gbpsの大容量光伝送でつなぎ、AIの普及を支えるプラガブルモジュール「1FINITY P300」を提供開始 | 富士通株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000383.000093942.html, (参照 25-03-04).

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