【CVE-2025-1513】Contest GalleryプラグインでXSS脆弱性、認証不要で任意のスクリプト実行が可能に
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記事の要約
- Contest Gallery WordPressプラグインにXSS脆弱性
- バージョン26.0.0.1以前が影響を受ける
- 認証不要で任意のスクリプト実行が可能
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Contest Gallery WordPressプラグインのXSS脆弱性発見
WordPressプラグイン「Photos, Files, YouTube, Twitter, Instagram, TikTok, Ecommerce Contest Gallery」において、認証不要の保存型クロスサイトスクリプティング脆弱性が2025年2月28日に報告された。この脆弱性は写真ギャラリーのエントリーに対するコメント機能において、名前とコメントフィールドの入力サニタイズと出力エスケープが不十分であることに起因している。[1]
この脆弱性は【CVE-2025-1513】として識別されており、CVSSスコアは7.2(High)と評価されている。攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、特権レベルは不要だが、スコープへの影響が変更ありとされており、機密性と完全性への影響は限定的となっている。
影響を受けるバージョンは26.0.0.1以前のすべてのバージョンとなっており、認証されていない攻撃者が任意のWebスクリプトを注入し、ユーザーがその影響を受けるページにアクセスした際にスクリプトが実行される可能性がある。脆弱性の発見者はD.Simとされている。
WordPressプラグインの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-1513 |
影響度 | High (CVSS:7.2) |
影響バージョン | 26.0.0.1以前 |
脆弱性タイプ | 保存型クロスサイトスクリプティング (CWE-79) |
攻撃条件 | 認証不要、低複雑性 |
影響範囲 | 機密性・完全性への限定的な影響 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションに悪意のあるスクリプトを注入する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃者が注入したスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される可能性がある
WordPressプラグインにおけるXSS脆弱性は、特に深刻な影響をもたらす可能性がある。プラグインのコメント機能を通じて悪意のあるスクリプトが注入された場合、管理者を含む他のユーザーがそのページにアクセスした際にスクリプトが実行され、重要な情報が漏洩する危険性がある。
Contest Galleryプラグインの脆弱性に関する考察
Contest Galleryプラグインの脆弱性が認証不要で悪用可能である点は、特に懸念される問題である。WordPressサイトではコメント機能が一般的に利用されており、プラグインの導入数が多いことから、攻撃者にとって魅力的な標的となる可能性が高いだろう。
今後は入力値のサニタイズと出力エスケープの実装を強化し、セキュリティテストの徹底が求められる。プラグイン開発者はユーザー入力を扱う際のセキュアコーディングガイドラインを遵守し、定期的なセキュリティ監査を実施することが重要だ。
また、プラグインユーザーはバージョン管理を適切に行い、セキュリティアップデートを迅速に適用する体制を整える必要がある。WordPressコミュニティ全体でセキュリティ意識を高め、脆弱性情報の共有と対策の実施を促進することが望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1513, (参照 25-03-11).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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