【CVE-2025-1571】Exclusive Addons for Elementorに重大な脆弱性、認証済みユーザーによる攻撃の可能性が浮上
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記事の要約
- Exclusive Addons for Elementorに深刻なXSS脆弱性が発見
- バージョン2.7.6以前のアニメーションテキストと画像比較ウィジェットに影響
- 認証済みユーザーによる任意のスクリプト実行が可能な状態
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Exclusive Addons for Elementor 2.7.6の重大な脆弱性
WordPressプラグインのExclusive Addons for Elementorにおいて、バージョン2.7.6以前に深刻な格納型クロスサイトスクリプティング脆弱性が発見され、2025年2月28日に公開された。この脆弱性は、プラグインのアニメーションテキストと画像比較ウィジェットにおいて、ユーザー入力の検証と出力のエスケープが不十分であることに起因している。[1]
この脆弱性を悪用すると、投稿者以上の権限を持つ認証済みユーザーが、ページ上に任意のウェブスクリプトを注入することが可能となり、そのページにアクセスしたユーザーの環境でスクリプトが実行される危険性がある。CVSSスコアは6.4(MEDIUM)と評価され、攻撃の複雑さは低いとされている。
脆弱性はCVE-2025-1571として識別され、CWEによる脆弱性タイプはCWE-79(クロスサイトスクリプティング)に分類されている。攻撃に必要な特権レベルは低く設定されているものの、ユーザーインターフェースの操作は不要とされており、影響の範囲は変更可能な状態となっている。
Exclusive Addons for Elementorの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-1571 |
影響を受けるバージョン | 2.7.6以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | 格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
CVSSスコア | 6.4(MEDIUM) |
必要な権限レベル | 投稿者以上(Contributor+) |
影響を受けるコンポーネント | アニメーションテキストと画像比較ウィジェット |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプトをWebページに挿入する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切に検証されずにページに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- 被害者のブラウザ上で意図しない操作が実行される
格納型クロスサイトスクリプティングは、悪意のあるスクリプトがサーバーに永続的に保存され、その後ページにアクセスした他のユーザーの環境で実行される特に危険な形態である。Exclusive Addons for Elementorの脆弱性もこのタイプに分類され、認証済みユーザーによって注入されたスクリプトが、ページを訪問する一般ユーザーに影響を与える可能性がある。
Exclusive Addons for Elementorの脆弱性に関する考察
この脆弱性が投稿者以上の権限を持つユーザーによって悪用可能である点は、特に注目に値する。WordPressサイトでは複数の投稿者が存在することが一般的であり、そのような環境では信頼できる投稿者の選定と権限管理が重要性を増すだろう。今後はプラグインの開発者による入力値の検証強化と、サイト管理者による適切なユーザー権限の見直しが必要となる。
また、アニメーションテキストと画像比較ウィジェットという具体的なコンポーネントが特定されている点は、対策を講じる上で有用な情報となる。これらのコンポーネントの使用を一時的に制限するか、または代替プラグインへの移行を検討することで、脆弱性による影響を最小限に抑えることが可能だろう。
今後のバージョンアップでは、ユーザー入力値の厳格な検証とエスケープ処理の実装が期待される。特にWordPressの拡張機能では、セキュリティ面での配慮が重要となる。プラグイン開発者には、定期的なセキュリティ監査と迅速な脆弱性対応が求められるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1571, (参照 25-03-11).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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