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コーセーが世界初の量子コンピュータ活用化粧品を開発、5月から毛穴美容液オイルをグローバル展開へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • コーセーが量子コンピュータを用いた化粧品処方の開発に成功
  • クレンジング美容液「毛穴美容液オイル」を5月16日からグローバル展開
  • 1000億通り以上の成分組み合わせから最適な処方を導出

コーセーが世界初の量子コンピュータを活用した化粧品処方を開発

株式会社コーセーは2025年3月10日、世界で初めて量子コンピュータを用いて計算した化粧品処方による「毛穴美容液オイル」を発表した。このクレンジング美容液は、ハイプレステージブランド「コスメデコルテ」のラグジュアリーライン「AQ」から5月16日より全国の百貨店・化粧品店・公式オンラインショップで発売される予定だ。[1]

量子コンピュータの開発は2019年から着手されており、従来の延長線上にない製品開発を目指して化粧品処方への応用を模索してきた経緯がある。2023年には量子コンピュータと従来型コンピュータを組み合わせたハイブリッド型アルゴリズムにより、高速に動作する化粧品の処方自動生成システムの開発に成功している。

新商品は量子コンピュータのアルゴリズムによって1000億通り以上の成分の種類と配合量の組み合わせから最適な処方を導き出した画期的な製品となっている。毛穴の角栓への効果的なアプローチを実現し、タンパク質と脂質が年輪のように重なった複雑な構造を持つ角栓に対して、肌への負担を抑えながら効果的にアプローチする設計を実現したのだ。

量子コンピュータを活用した化粧品開発の詳細

項目 詳細
製品名 毛穴美容液オイル
価格 11,000円(税込)
発売日 2025年5月16日
展開地域 日本および14の国と地域
技術特徴 量子コンピュータによる1000億通り以上の処方計算
主な機能 角栓・黒ずみ・酸化皮脂の除去

角栓について

角栓とは、肌の新陳代謝が乱れることで毛穴に残された古い角質と過剰分泌された皮脂が混ざって固まった汚れのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • タンパク質の角質と脂質の皮脂が年輪状に重なった構造
  • 毛穴の奥深くで形成される複雑な構造
  • 個人差が大きく汎用的な処方開発が困難

角栓は毛穴の奥深くで形成される複雑な構造を持つため、従来の製品では効果的な除去が難しい課題があった。量子コンピュータを活用した新しい処方開発により、個人差のある角栓に対しても高い効果を発揮する汎用性の高い製品開発が可能となったのだ。

参考サイト

  1. ^ 株式会社コーセー. 「毛穴角栓を、溶かし崩す。 世界初、量子コンピュータを用いて計算した化粧品処方  “クレンジング美容液”を発売 | ニュース | 株式会社コーセー 企業情報サイト」. https://corp.kose.co.jp/ja/news/9205/, (参照 25-03-11).

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