ロームがMenlo Securityのゼロトラストソリューションを導入、約12,000名のユーザーが安全なリモートワーク環境を実現

PR TIMES より
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記事の要約
- ロームがMenlo Securityのメール・Web無害化ソリューションを導入
- 約12,000名のユーザーが安全にWeb・メールを利用可能に
- 2024年2月に海外関連会社への展開を完了
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ロームによるMenlo Securityの導入でリモートワークのセキュリティが強化
メンロ・セキュリティ・ジャパン株式会社は、ローム株式会社がMenlo SecurityのメールおよびWeb無害化ソリューションとSecure Web Gateway(SWG)を導入したことを2025年3月17日に発表した。リモートワークの増加に伴い、ゼロトラストアクセスを可能にする本ソリューションの導入により、約12,000名のユーザーが安全にWebおよびメールを利用できる環境が整備された。[1]
ロームでは従来、インターネット接続を制限し、各部署に設置されたインターネット用端末でホワイトリスト型のセキュリティ対策を実施していた。新型コロナウイルス感染症の拡大によりリモートワークへの対応が必要となり、全社員へのラップトップPC配布に伴うVPN接続の増加で性能低下が課題となっていた。
Menlo Securityは特許取得済のACR技術によるSaaS型の分離ソリューションを提供しており、予算内でWebの無害化機能とSWGの導入が可能であった点が評価された。導入後はEmotetの被害報告もなく、不正なデータのダウンロードなどのインシデントも発生していない。
Menlo Securityソリューションの導入効果まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
導入時期 | 国内:2023年10月、海外:2024年2月 |
対象ユーザー数 | 約12,000名 |
主な機能 | メール無害化、Web無害化、SWG、ZTNA |
セキュリティ効果 | Emotetの被害なし、不正データダウンロード防止 |
今後の展開 | セキュリティ対策の自動化、アクセスポリシーの最適化 |
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ゼロトラストアクセスについて
ゼロトラストアクセスとは、ネットワークやシステムへのアクセスに対して、常に検証を行う新しいセキュリティモデルのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- すべてのアクセスを信頼せず、常に検証を実施
- ユーザー、デバイス、アプリケーションごとにアクセス制御
- 最小権限の原則に基づいたセキュリティ管理
ロームの事例では、Menlo Securityのソリューションによってゼロトラストアクセスを実現し、リモートワーク環境下でのセキュリティを確保している。従来のVPNベースのアクセス制御から脱却し、より柔軟で安全なアクセス環境を構築することで、約12,000名のユーザーが安全にシステムを利用できるようになった。
Menlo Securityソリューションの導入に関する考察
Menlo Securityソリューションの導入により、ロームはリモートワーク環境下でのセキュリティリスクを大幅に低減することに成功している。特にEmotetなどのメール経由の脅威への対策が実現され、かつVPN接続による性能低下という課題も解決されたことは、セキュリティと利便性の両立という観点で高く評価できるだろう。
今後の課題として、クラウドサービスの利用拡大やIoTデバイスの増加に伴い、より複雑化するアクセス制御への対応が必要となってくる。セキュリティ対策の自動化やアクセスポリシーの最適化を進めることで、運用負荷を抑えながら高度なセキュリティを維持することが求められるだろう。
また、製造業における重要な知的財産の保護という観点からも、ゼロトラストアクセスの重要性は今後さらに高まると予想される。ISO27001やTISAX認証への対応も含め、グローバルな事業展開を支えるセキュリティ基盤としての役割が期待できる。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「ローム、メールとWebサイトの脅威の無害化を実現するMenlo Securityを導入し、安心・安全なリモートワークを実現 | メンロ・セキュリティ・ジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000142571.html, (参照 25-03-17).
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