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公開：2025-03-19

メタップスHDがリーディングマークへsrestを提供、複数AWSアカウント一元管理でコスト30%削減を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• リーディングマークがAWSコスト管理ツール「srest」を導入
• 導入2ヶ月でECSコスト約30%、AWS全体で約11%削減
• 複数AWSアカウントの一元管理を実現し業務効率化

メタップスHDがリーディングマークへsrestを提供、AWS運用コストを大幅削減

株式会社メタップスホールディングスは、株式会社リーディングマークに対してAWSコスト管理ツール「srest」を2025年3月18日に提供した。HR Tech事業を展開するリーディングマークは16.2億円の資金調達を実施し、新規プロダクト開発や検証環境の拡大に伴いAWSコストが増加傾向にあったため、複数アカウントの一元管理とコスト最適化を目指してsrestを導入するに至った。^[1]

srestの導入により、チーム内での情報共有が効率化され、デイリーミーティングでの各アカウントのリソースコスト把握や適切なアクションの決定がスムーズになった。特に検証環境のECS停止によるコスト削減施策では、アナリティクス機能を活用したモニタリングを実施し、2024年10月と比較して12月のECSコストを約30%削減することに成功している。

AWS Health情報の統合管理機能により、EOL対応やメンテナンス作業の優先順位付けが明確になり、SREチームの業務効率が向上した。新規プロダクトの開発やユーザー数の急増という状況下でも、AWS全体の料金として約11%のコスト削減を実現し、UIの使いやすさと手厚い導入サポートにより、運用面での負担も最小限に抑えることができている。

srest導入による効果まとめ

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FinOpsについて

FinOpsとは、Finance（財務）とOperations（運用）を組み合わせた造語で、クラウドコストの最適化と運用効率化を両立させるための実践手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• クラウドリソースの使用状況とコストの可視化
• 部門横断的なコスト管理と最適化の実現
• ビジネス成長とコスト効率の両立

srestはFinOpsの実践を支援するツールとして、複数のAWSアカウントのコストデータを様々な角度から可視化し、企業のクラウドコスト管理を容易にする。AWS認定ソフトウェアとしての信頼性と、SREエンジニアの業務効率化という明確な目的を持って開発されており、実務での活用がしやすい設計となっている。

srestのAWSコスト管理に関する考察

srestによるAWSコスト管理の効果は、単なるコスト削減にとどまらず、SREチームの業務効率化にも大きく貢献している点が評価できる。複数アカウントの一元管理やAWS Health情報の統合管理など、運用面での工夫が随所に見られ、特にデイリーミーティングでの活用事例は、チーム全体のコスト意識向上にも効果的だろう。

今後の課題として、新規プロダクト開発やユーザー数急増時のコスト予測精度の向上が挙げられる。リソース使用量の変動が大きい環境下でも、より正確なコスト予測と最適化提案が可能になれば、事業成長とコスト効率の両立がさらに進むと考えられるだろう。

クラウドサービスの進化に伴い、コスト管理ツールにもより高度な機能が求められるようになると予想される。機械学習を活用した予測分析やより柔軟なカスタマイズ機能の追加など、ユーザーのニーズに応じた機能拡張が期待される。今後もFinOpsの実践を支援するツールとして、さらなる発展が見込まれるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「導入2ヶ月で約30%のコスト削減を実現、事業拡大を加速するリーディングマークが「srest」を導入 | 株式会社メタップスホールディングスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000222.000072698.html, (参照 25-03-19).

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