三菱電機が5G基地局用16W GaN電力増幅器モジュールを開発、通信インフラの低消費電力化と製造コスト低減に貢献

PR TIMES より
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記事の要約
- 三菱電機が3.6-4.0GHz帯5G基地局用GaN電力増幅器を開発
- 平均出力電力16Wで32T32R massive MIMOアンテナに最適化
- 電力付加効率41%を実現し低消費電力化に貢献
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三菱電機が新型5G基地局用GaN電力増幅器を発表
三菱電機株式会社は北米や東アジア、東南アジアで多く使用される3.6-4.0GHz帯に対応した5G massive MIMO基地局用GaN電力増幅器モジュール「MGFS52G40MB」のサンプル提供を2025年3月25日に開始する。32T32R massive MIMOアンテナに適した平均出力電力16W対応としており、より多くの国や地域の5G massive MIMO基地局の製造コスト低減と低消費電力化を実現するものだ。[1]
新製品は高効率化に有利なGaN HEMTを搭載し、三菱電機独自の回路技術により3.6-4.0GHz帯の広い周波数帯域で電力付加効率41%の低歪特性を実現している。この技術革新により5G massive MIMO基地局の低消費電力化が可能となり、基地局の回路設計負荷軽減や製造コスト削減にも大きく寄与するだろう。
三菱電機は従来から平均出力電力8Wおよび16Wで動作するGaN電力増幅器モジュールを欧州や南アジア、西アジアで展開してきた実績がある。今回の新製品開発により、より多くの地域で5G通信インフラの整備が加速され、高速大容量通信の普及拡大に貢献することが期待される。
新型GaN電力増幅器の仕様まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
形名 | MGFS52G40MB |
周波数 | 3.6-4.0GHz |
推奨動作出力電力 | 16W(42dBm) |
最大飽和出力電力 | 141W(51.5dBm) |
動作利得 | 30dB |
電力付加効率 | 41% |
外形サイズ | 11.5×8.0×1.4mm |
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massive MIMOについて
massive MIMOとは、Multiple Input Multiple Outputの略称で、送信機と受信機の双方で複数のアンテナを用いて通信速度や通信品質を向上させる無線通信技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 複数のアンテナを使用した高速大容量通信の実現
- 多数の送受信機による通信品質の向上
- 5G通信における基盤技術としての重要性
massive MIMO技術は5G基地局において高速かつ大容量の通信を実現する重要な要素となっており、都市圏から周辺都市への普及拡大が進んでいる。電力増幅器の高効率化やモジュール化により、基地局の低消費電力化や製造コストの低減が可能となり、5G通信インフラの整備加速に大きく貢献している。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「「3.6-4.0GHz帯 5G基地局用16W GaN電力増幅器モジュール」サンプル提供開始 | 三菱電機株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000242.000120285.html, (参照 25-03-20). 4260
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