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公開：2025-03-25

USENとNTTデータが専用ハードウェア搭載の飲食店向けPOSシステムを共同開発、店舗DX推進による業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• USENとNTTデータが飲食店向けPOS『USENレジ』を共同開発し販売開始
• 専用ハードウェアを備えた高機能POSシステムを展開
• 多言語対応のモバイルオーダー・タブレットオーダーを実装

USENレジの共同開発による飲食店向けPOSの進化

USENとNTTデータは飲食店の業務効率化を目指し、専用ハードウェアとソフトウェア一体型の飲食店向けPOS『USENレジ』を2025年3月24日より販売開始した。両社の強みを活かした新システムは、USENが60年以上にわたり培ってきた店舗経営の知見とNTTデータの技術力を融合させることで、より効率的な店舗運営を実現している。^[1]

人手不足が深刻化する飲食業界において、USENは2015年3月よりタブレットPOS『USENレジシリーズ』を提供し、約3万件の導入実績を誇る業界最大級の規模に成長してきた。新システムではインバウンド需要に対応する多言語対応機能を実装し、モバイルオーダーとタブレットオーダーは独立構成で単体導入も可能となっている。

高機能な専用端末として、高耐久・高スペックPCと13.3インチの高輝度液晶ディスプレイを採用し、OSにはWindows IoT Enterpriseを搭載している。さらにCPUにAMD Ryzenを採用することで、高速処理と安定稼働を実現し、店舗運営の効率化に大きく貢献している。

USENレジの主要機能まとめ

Windows IoT Enterpriseについて

Windows IoT Enterpriseとは、業務用端末向けに最適化されたWindowsのエンタープライズ版オペレーティングシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 長期的なセキュリティアップデートとサポート保証
• 業務用途に特化した安定性と信頼性の確保
• IoTデバイスやPOS端末での運用に最適化された機能群

USENレジにおいてWindows IoT Enterpriseを採用することで、飲食店向けPOSシステムとして必要な安定性と拡張性を確保している。高度なセキュリティ機能と長期サポート体制により、店舗の重要な売上データや顧客情報を安全に管理することが可能となっている。

USENレジの共同開発に関する考察

USENとNTTデータによる共同開発は、両社の強みを最大限に活かした理想的な協業となっている。USENの店舗運営における豊富な知見とNTTデータの高度な技術力の融合により、現場のニーズに即した実用的なシステムが実現できているのだ。

今後の課題として、インバウンド需要の変動や決済手段の多様化への対応が挙げられる。システムの柔軟な拡張性を活かし、新たな決済手段やサービスへの対応を進めることで、より幅広い店舗ニーズに応えることが可能となるだろう。

店舗DXの加速に向けて、AIを活用した需要予測や在庫管理など、さらなる機能拡張も期待される。USENの音楽配信サービスとの連携強化により、店舗の雰囲気作りから業務効率化まで、総合的な店舗運営のソリューションとしての発展が見込まれる。

参考サイト

1. ^ 株式会社USEN. 「USENとNTTデータが共同開発 専用ハードウェアを備えた飲食店向け高機能POS『USENレジ』販売開始｜ニュースリリース｜U-NEXT HOLDINGS」. https://unext-hd.co.jp/newsrelease/2025/03/usen-nttdata-regi.html, (参照 25-03-25).
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