【CVE-2024-13824】CiyaShop WooCommerceテーマに未認証のPHPオブジェクトインジェクション脆弱性が発見、クリティカルレベルの対応が必要に
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記事の要約
- CiyaShop WooCommerceテーマでPHPオブジェクトインジェクションの脆弱性
- バージョン4.19.0以前が影響を受け、未認証での攻撃が可能
- CVSSスコア9.8のクリティカルな脆弱性として評価
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CiyaShop WooCommerceテーマのバージョン4.19.0以前に深刻な脆弱性
2025年3月14日、WordfenceはCiyaShop WooCommerceテーマのバージョン4.19.0以前に存在する重大な脆弱性を公開した。この脆弱性は未認証のPHPオブジェクトインジェクションであり、add_ciyashop_wishlistおよびciyashop_get_compare関数において信頼できない入力のデシリアライゼーションが可能となっている。[1]
CVSSスコア9.8のクリティカルな脆弱性として評価されており、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いとされている。影響を受けるCiyaShopテーマは、WordPressのEコマースプラグインであるWooCommerceに対応した多目的テーマとして知られ、Potenzaglobalsolutions社によって開発されたものだ。
この脆弱性単体では既知のPOPチェーンが存在しないため直接的な影響は限定的だが、他のプラグインやテーマにPOPチェーンが存在する場合は深刻な被害につながる可能性がある。任意のファイル削除や機密データの取得、コード実行などの攻撃が可能となる危険性が指摘されている。
CiyaShopの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13824 |
影響を受けるバージョン | 4.19.0以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | PHPオブジェクトインジェクション |
CVSSスコア | 9.8(クリティカル) |
発見者 | Lucio Sá |
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PHPオブジェクトインジェクションについて
PHPオブジェクトインジェクションとは、信頼できない入力データのデシリアライゼーションを通じて、攻撃者が意図的なオブジェクトを注入できる脆弱性のことである。以下のような特徴が挙げられる。
- シリアライズされたデータの検証が不十分な場合に発生
- 攻撃者が任意のPHPオブジェクトを作成可能
- オブジェクトの属性や機能を悪用した攻撃が可能
CiyaShopの脆弱性では、add_ciyashop_wishlistとciyashop_get_compare関数において未認証でPHPオブジェクトインジェクションが可能となっている。この脆弱性は単体では深刻な影響を及ぼさないものの、他のプラグインやテーマにPOPチェーンが存在する場合、重大なセキュリティリスクとなる可能性が高い。
CiyaShopの脆弱性に関する考察
WordPressテーマにおける未認証の脆弱性は、サイト全体のセキュリティを脅かす重大な問題となっている。CiyaShopの脆弱性は、POPチェーンの有無によって影響度が大きく変わる特徴があり、他のプラグインやテーマとの組み合わせによってはサイト全体が危険にさらされる可能性が高まるだろう。
今後のWordPressテーマ開発においては、デシリアライゼーション処理の安全性確保が重要な課題となるはずだ。特にEコマースサイトで使用されるテーマは、顧客データや決済情報を扱う性質上、より厳格なセキュリティ対策が必要となってくるだろう。WordPressエコシステム全体でのセキュリティ意識の向上が望まれる。
また、この脆弱性の発見を契機に、WordPressテーマのセキュリティレビューや監査の重要性が再認識されることになるだろう。テーマ開発者には、既知の脆弱性パターンに対する理解を深め、コードレビューの段階で潜在的なセキュリティリスクを検出できる体制作りが求められている。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13824, (参照 25-03-26). 1942
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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