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【CVE-2025-1322】WP-Recallプラグインに深刻な情報漏洩の脆弱性、パスワード保護コンテンツが閲覧可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WP-Recallプラグインに情報漏洩の脆弱性が発見
  • バージョン16.26.10以前が影響を受ける深刻な問題
  • 非認証ユーザーによる保護コンテンツの閲覧が可能に

WP-Recall 16.26.10の重大な脆弱性

WordPressプラグイン「WP-Recall - Registration, Profile, Commerce & More」において、バージョン16.26.10以前に深刻な情報漏洩の脆弱性が発見され、2025年3月8日に公開された。feedショートコードの実装における投稿アクセス制限の不備により、非認証ユーザーがパスワード保護付きの投稿やプライベート投稿、下書きの内容を閲覧できる状態となっている。[1]

この脆弱性はWordFenceによってCVE-2024-1322として登録され、CVSSスコアは4.3(MEDIUM)と評価されている。攻撃の条件として特別な権限は必要とされず、技術的な複雑さも低いため、悪用される可能性が高い状況だ。

脆弱性の発見者はKrzysztof Zajacで、WordPressプラグインリポジトリですでに修正パッチが公開されている。影響を受けるバージョンを使用しているユーザーは、早急にアップデートを実施することが推奨される。

WP-Recall脆弱性の詳細情報

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-1322
影響を受けるバージョン 16.26.10以前のすべてのバージョン
脆弱性の種類 情報漏洩(CWE-200)
CVSSスコア 4.3(MEDIUM)
特徴 非認証ユーザーによる保護コンテンツの閲覧が可能
発見者 Krzysztof Zajac

情報漏洩(Information Exposure)について

情報漏洩とは、システムやアプリケーションから意図せずに機密情報が外部に流出することを指す脆弱性である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 認証されていないユーザーによる機密データへのアクセス
  • アクセス制御の不備による保護対象情報の露出
  • システム設定やエラーメッセージからの重要情報の漏洩

WP-Recallプラグインで発見された脆弱性は、feedショートコードの実装における投稿アクセス制限の不備が原因となっている。この種の脆弱性は、適切なアクセス制御メカニズムを実装することで防ぐことが可能であり、定期的なセキュリティ監査とアップデートの適用が重要だ。

WP-Recallプラグインの脆弱性に関する考察

WP-Recallプラグインの脆弱性は、WordPressサイトのセキュリティ管理における重要な課題を浮き彫りにしている。プラグインの開発者は機能の実装に注力するあまり、アクセス制御などの基本的なセキュリティ対策が不十分となる場合があり、結果として深刻な情報漏洩につながる可能性がある。

今後はプラグイン開発時におけるセキュリティレビューの強化と、定期的な脆弱性診断の実施が不可欠となるだろう。また、WordPressコミュニティ全体として、セキュリティベストプラクティスの共有や、開発者向けのセキュリティガイドラインの整備を進めていく必要がある。

ユーザー側においても、使用しているプラグインの定期的なアップデートチェックと、セキュリティ情報の監視が重要度を増している。プラグインの選定時には、開発者のセキュリティへの取り組み姿勢や、アップデート頻度なども考慮に入れる必要があるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1322, (参照 25-03-26).
  2. 1606

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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