DX

ディーエックス

公開：2025-03-26

ケンブリッジがDX人材育成の要求定義研修を開始、現役コンサルタントによる実践的な指導で即戦力を育成

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ケンブリッジが要求定義の研修「Scopeコース」を開講
• DXプロジェクト成功に向けた実践的スキルを習得可能
• 開講記念で定価58万円から30%オフの40万円で提供

ケンブリッジによるDX人材育成研修の開始

ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズが、システム構築における要求定義の進め方を学ぶ研修「Scopeコース」を2025年5月より開講することを発表した。20年以上にわたるプロジェクト支援で得た知見をコンサルタントが直接伝授し、大規模ITプロジェクトにおいて必要な機能を漏れなく整理できる人材の育成を目指している。^[1]

養成学校サービスは2023年の開始以来、すでに30社200人以上が受講している実績を持つ教育プログラムだ。現役コンサルタントによる座学と大量の演習を通じて、プロジェクトを成功に導くノウハウを実践的に学ぶことができ、自社での実践や振り返りを通じて習慣的なスキル活用を促進している。

総務省の調査によると、DXを実施して想定通りもしくはそれ以上の効果を得られている企業は4割に満たず、多くの企業が人材育成に苦慮している現状がある。新コースは、DXや業務改革の将来像を描き、システム要件を適切にベンダーに伝えられる人材の育成を通じて、この課題の解決を目指すものである。

Scopeコースの概要

養成学校の詳細はこちら

要求定義について

要求定義とは、システム開発において必要な機能や要件を明確化し、ステークホルダー間で合意を形成するプロセスのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 業務部門とIT部門の橋渡しとなる重要な工程
• プロジェクトの成否を左右する基盤的な作業
• ステークホルダー間の認識統一に不可欠なプロセス

DXプロジェクトにおいて要求定義は特に重要性を増している。システムの機能要件を明確化し、業務改革の目的に沿った形でベンダーに伝えることができなければ、プロジェクトの成功は望めないためである。

DX人材育成プログラムに関する考察

現役コンサルタントが直接指導を行う点は、理論と実践の両面からDX人材の育成を促進する効果的なアプローチといえる。実際のプロジェクト経験に基づく知見を共有することで、受講者は現場で直面する具体的な課題への対処方法を学ぶことができるだろう。

今後の課題として、オンライン研修との併用や地方企業への展開など、より多くの企業が参加できる形態の検討が必要となるかもしれない。また、業界や企業規模によって要求される要件が異なることから、カリキュラムのカスタマイズ性を高めることも検討に値するだろう。

長期的には、DX人材の育成を通じて日本企業全体のデジタル競争力向上につながることが期待される。特に、要求定義スキルの向上は、ベンダーとの協業をスムーズにし、プロジェクトの成功確率を高める重要な要素となるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「《DX 人材育成》コンサルタントが直接伝授、要求定義の進め方を習得する企業向け研修開始のお知らせ | 株式会社ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000017260.html, (参照 25-03-26).
2602
2. 総務省. https://www.soumu.go.jp/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム一覧「DX」に関するニュース一覧