セキュリティ

SECURITY

公開：2025-04-02

スカイファームがNEW PORT全サービスで3Dセキュア2.0に対応、クレジットカード決済の安全性が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NEW PORTが3Dセキュア2.0に対応開始
• クレジットカード決済時の本人認証を強化
• 全サービスで不正利用対策を実装

スカイファームのNEW PORTが3Dセキュア2.0に対応

スカイファーム株式会社は施設特化型モバイルオーダーシステム「NEW PORT」において、2025年3月31日よりクレジットカード決済時の本人認証サービス「3Dセキュア2.0」の対応を開始した。経済産業省による全ECサイトへの導入義務化に対応し、第三者によるクレジットカードの不正利用や被害を抑制する環境を整備している。^[1]

日本クレジット協会の調査によると、2024年のクレジットカード不正利用被害額は過去最高を記録しており、オンライン決済におけるセキュリティ対策の重要性が増している。NEW PORTは全サービスにおいて3Dセキュア2.0を実装することで、ユーザーがより安心してオンライン決済を利用できる環境を提供することになった。

NEW PORTはフードコートのテーブルオーダーや遊休地を活用したOMOポップアップストアなど、様々なシーンでオーダーマネジメントシステムとして展開されている。2015年の創業から10期目を迎えるスカイファームは、商業施設や百貨店、街中まであらゆる空間の価値向上を実現するトータルソリューションを提供している。

NEW PORTの3Dセキュア2.0対応まとめ

3Dセキュア2.0について

3Dセキュア2.0とは、オンライン決済時にカード所有者本人であることを確認するための認証システムである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ワンタイムパスワードや生体認証による追加認証
• カードブランドごとに最適化された認証フロー
• リスクベースの判定による選択的認証

経済産業省は2025年3月末までに全てのECサイトに対して3Dセキュア2.0の導入を義務付けている。クレジットカードの不正利用被害が増加する中、オンライン決済の安全性を高める重要な技術として注目を集めている。

NEW PORTの3Dセキュア2.0導入に関する考察

NEW PORTの3Dセキュア2.0導入は、増加するオンライン決済の需要に対するセキュリティ強化として適切なタイミングでの対応といえる。経済産業省の義務化に先立って導入を完了させることで、ユーザーの信頼獲得とサービスの継続的な提供を実現している。

一方で、追加認証の導入により決済フローが若干複雑化することで、ユーザビリティの低下が懸念される。認証の要否をリスクベースで判定することで、必要最小限の認証に抑える工夫が求められるだろう。

今後はテーブルオーダーやOMOポップアップストアなど、NEW PORTの多様なユースケースに応じた認証フローの最適化が課題となる。決済の安全性とユーザビリティのバランスを取りながら、より使いやすいサービスへと進化することが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「施設特化型モバイルオーダーシステム「NEW PORT」、クレジットカード本人認証サービス「3Dセキュア 2.0」導入のお知らせ | スカイファーム株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000172.000017102.html, (参照 25-04-02).
2019
2. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html

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