【CVE-2024-13497】WordPress用プラグインTripetto 8.0.9に深刻な脆弱性、認証不要なXSS攻撃が可能に
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記事の要約
- WordPress用プラグインTripettoに脆弱性が発見
- バージョン8.0.9までのすべてのバージョンが影響を受ける
- 認証不要なStored XSSの脆弱性が存在
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WordPress用プラグインTripetto 8.0.9の脆弱性
Wordfenceは2025年3月15日、WordPressのフォームビルダープラグイン「Tripetto」にStored Cross-Site Scripting(XSS)の脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性はバージョン8.0.9以前のすべてのバージョンに影響を与えており、入力値の検証と出力のエスケープが不十分であることが原因となっている。[1]
この脆弱性により、認証されていない攻撃者がファイルのアップロード機能を介して任意のWebスクリプトを注入することが可能となっている。攻撃者によって注入されたスクリプトは、ユーザーがアップロードされたファイルにアクセスした際に実行される可能性があるため、早急な対応が必要だ。
CVSSスコアは7.2(High)と評価されており、攻撃の複雑さは低く特別な権限も必要としないことから、深刻度の高い脆弱性として分類されている。この脆弱性はCWE-80(基本的なXSS)に分類され、Webページ内のスクリプト関連HTMLタグの不適切な無効化が問題となっている。
Tripettoの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-13497 |
影響を受けるバージョン | 8.0.9以前のすべてのバージョン |
CVSSスコア | 7.2(High) |
CWE分類 | CWE-80(基本的なXSS) |
攻撃条件 | 認証不要、攻撃の複雑さは低い |
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Cross-Site Scriptingについて
Cross-Site Scripting(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに注入できる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 注入されたスクリプトは閲覧者のブラウザ上で実行される
- セッションの窃取やフィッシング攻撃に悪用される可能性がある
WordPressプラグインのTripettoで発見された脆弱性は、ファイルアップロード機能を介してスクリプトを注入できるStored XSSに分類される。この種の脆弱性は永続的な攻撃が可能であり、対象のWebサイトにアクセスするすべてのユーザーに影響を与える可能性があるため、特に注意が必要だ。
Tripettoの脆弱性に関する考察
Tripettoの脆弱性は認証なしで攻撃可能であり、攻撃の複雑さも低いことから、早急なアップデートが必要不可欠となっている。多くのWordPressサイトではフォームプラグインを利用しており、特にTripettoのような人気プラグインの脆弱性は広範な影響を及ぼす可能性が高いだろう。
今後はファイルアップロード機能の実装において、より厳密な入力値検証とエスケープ処理が求められる。特にWordPressプラグインは多くのサイトで利用されることから、開発時のセキュリティレビューやテストの強化が重要となってくるだろう。
また、WordPressプラグインのセキュリティ管理の重要性が改めて浮き彫りになった。プラグインの定期的なアップデートチェックや、使用していないプラグインの削除など、サイト管理者側でも適切なセキュリティ対策を講じる必要がある。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13497, (参照 25-04-03). 1849
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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