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公開：2025-04-04

LegalOn TechnologiesのCorporateOnが官公庁ガイドラインに対応、AIによる迅速な回答機能で業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• LegalOn TechnologiesがAIカウンセル「CorporateOn」に官公庁ガイドライン搭載
• AIが関連ガイドラインを参照し数秒で回答を生成
• 約1800点のガイドラインとQ&Aを随時更新・追加

LegalOn TechnologiesのCorporateOnが官公庁ガイドラインに対応

株式会社LegalOn Technologiesは、AIカウンセル「CorporateOn」に官公庁のガイドラインやQ&Aを搭載し、2025年4月3日より提供を開始した。関連する官公庁のガイドラインを基にAIが数秒で回答を生成する機能により、各サイトでの検索や全文を読む手間が大幅に削減されることになった。^[1]

企業のコーポレート部門では、金融や不動産、農業、医療などの業種別に関連する官公庁のガイドラインを確認し、それに基づいて行動指針を決定する必要があった。新機能の実装により、約1800点のガイドラインやQ&Aをワンストップで確認できるようになり、コンプライアンスとガバナンス強化に向けた対応方針の検討が容易になるだろう。

さらにガイドラインの更新や改廃も随時反映されるため、最新の情報に基づいた意思決定が可能になった。CorporateOnは大規模言語モデルと独自のRAGシステムを活用しており、未公開での先行案内だけで300社を超える企業から問い合わせがあったことからも、その期待の高さが伺える。

CorporateOnの機能まとめ

CorporateOnの詳細はこちら

RAGシステムについて

RAGシステムとは、Retrieval-Augmented Generationの略称で、大規模言語モデルの回答生成能力を外部知識で補強する技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 既存の文書やデータベースから関連情報を検索・抽出
• 抽出した情報を基に精度の高い回答を生成
• 最新のデータや専門知識を柔軟に活用可能

CorporateOnではRAGシステムを活用することで、約1800点の官公庁ガイドラインから適切な情報を抽出し、ユーザーの質問に対して正確な回答を生成している。この技術により、膨大な文書の中から必要な情報を瞬時に見つけ出し、実用的な形で提供することが可能になった。

CorporateOnのガイドライン搭載機能に関する考察

CorporateOnによる官公庁ガイドラインの自動解析は、企業のコンプライアンス業務に革新的な変化をもたらす可能性を秘めている。従来は複数の情報源から手作業で収集・確認していた作業が自動化されることで、コーポレート部門の業務効率が飛躍的に向上することが期待できるだろう。

一方で、AIによる自動解析には法的解釈の正確性という課題が残されている。ガイドラインの解釈が間違っていた場合のリスクを考慮すると、AIの回答を最終判断とせず、専門家による確認プロセスを組み込む必要があるのではないだろうか。今後はAIと人間の適切な役割分担を明確にしていくことが重要だ。

将来的には、各企業の内部規定や過去の判断事例なども含めた包括的なナレッジベースの構築が期待される。さらに、グローバル展開を見据えた多言語対応や、業界特有の規制への対応など、より専門的な機能の追加も検討の余地があるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「AIカウンセル「CorporateOn」、各省庁のガイドライン、Q&Aの搭載を開始 | 株式会社LegalOn Technologiesのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000603.000036601.html, (参照 25-04-04).
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